編み上げの表情がそれだけで様になるレースアップブーツ。中でも黒を選ぶと、途端に硬派な空気がグッと増します!色を絞るだけでここまで印象が変わるのかと驚くくらい、黒のレースアップブーツは秋冬の足元に効くアイテムです。とはいえ、色を黒に決めたあとも、カットの高さやパンツとの合わせ方で迷う人は多いはず。今回は、黒のレースアップブーツについて書いていきます!初めての1足を探している人にも参考になるように、選び方から着こなしまでまとめました。
なぜ黒のレースアップブーツなのか
レースアップブーツはもともと編み上げの見た目だけで存在感が出るアイテムですが、色を黒にすると硬派さがもう一段上がります。
茶色やナチュラルレザーのブーツは、素材の風合いや経年変化が主役になる分、どこかカジュアルで柔らかい印象に寄ります。一方で黒は光を吸って表情を消すので、無駄な情報が減って輪郭だけがくっきり残る。編み上げのラインとつま先の形だけがシルエットとして浮かび上がるので、同じデザインでも黒にした瞬間に引き締まって見えるんです。
しかも黒は上品さと硬派さを両方持てる珍しい色です。スーツにも寄せられるし、ダメージデニムのようなラフなパンツにも寄せられる。ジャンルを選ばずに使える懐の深さが、黒のレースアップブーツが定番であり続ける理由です!
ブーツ初心者の1足目に黒をすすめる理由
ブーツを初めて買う人が一番不安に思うのは、「浮かないかどうか」だと思います。ここで黒が強いんです。
色物や個性的なレザーのブーツは、パンツやアウターの色を選びます。合わせ方を覚える前に、コーデ全体の色数から考えないといけないので、慣れていないと手が止まりがちです。黒ならその心配がほぼいりません。デニムでもチノでもスラックスでも、足元に黒を置いておけば失敗しにくい。まずは形と履き心地に集中して選べるのが、初めての1足に黒をすすめる一番の理由です。
さらに黒は着る期間も長いです。トレンドカラーのように数年で流行が変わることもなく、シーズンをまたいでずっと使える。1足目に長く付き合えるアイテムを選びたいなら、黒はかなり合理的な選択です。
選び方のコツ ― 形・素材・サイズ
黒とひとことで言っても、質感や形で印象はけっこう変わります。
| 選ぶ基準 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| つま先が丸め | クラシックで柔らかい印象 | きれいめ寄りにしたい人 |
| つま先がスクエア寄り | 硬派でミリタリー感が出る | ワイルドな着こなしが好きな人 |
| スムースレザー | 光を返してきれいめに寄る | ジャケパンにも使いたい人 |
| 起毛系(スエード寄り) | 光を吸ってマットに落ち着く | カジュアル中心の人 |
サイズは、レースアップブーツならではの注意点があります。紐で甲を締められる分、多少のゆとりは紐で調整できるので、つま先に0.5〜1cmほど余裕があるサイズを選ぶのが基本です。逆にジャストサイズを選ぶと、履き込んで革が伸びたときに窮屈になりやすいので気をつけてください。
甲の高さにも個人差があるので、試着では紐を一番上まで締めてみるのがおすすめです!途中までしか締められないと、歩いているうちに紐が緩んでフィット感が変わってしまいます。逆に一番上まで無理なく締められれば、そのブーツは足に合っているサインです。
ソールの素材もチェックしておきたいポイントです。レザーソールは見た目が上品で、ジャケパンやスラックスとの相性がいい反面、雨の日は滑りやすいという弱点があります。ラバーソールはグリップが効いて歩きやすく、デニムやカーゴパンツを合わせたカジュアルな日にも安心です。黒のレースアップブーツはソールまで黒でまとまっているものが多いので、ソール込みでどこまで硬派に振るかを基準に選ぶと決めやすくなります。
ミドルカットとハイカットで印象が変わる
レースアップブーツは、履口の高さでかなり性格が変わるアイテムです。
ミドルカットは足首のあたりまでの高さで、スニーカー感覚に近い軽さがあります。パンツの裾を選ばず、デニムでもスラックスでもすっと合わせやすいので、初めての1足はミドルカットから入るのが無難です。
ハイカットになると、ふくらはぎの下あたりまで編み上げが続くので存在感がぐっと増します。硬派さで言えばハイカットの方が上ですが、その分パンツの裾を選ぶ。細身のパンツをインするか、裾を折って高さを見せるくらい割り切った方が様になります。太めのパンツで裾を下ろすと、ブーツの高さが隠れてもったいないので気をつけたいところです。
僕みたいに背が低めだと、ハイカットのボリュームで重心が下がって見えることがあります(笑)。気になるなら、パンツを細身寄りにして縦のラインを作るか、思い切ってミドルカットにするとすっきり収まります。背が高めの人は逆に、ハイカットで足元にボリュームを持ってきた方が全身のバランスが締まって見えるので、遠慮せずハイカットを選んでいいと思います。
黒デニム・スラックスとの相性
黒のレースアップブーツは、合わせるパンツによって表情がずいぶん変わります。
黒デニムと合わせる
一番硬派に決まる組み合わせです。黒デニムに黒ブーツを合わせると、足元からパンツまでが一本の線になって縦に伸びます。オールブラックが重く見えないか心配なら、トップスに白かグレーを一枚入れるだけでバランスが取れます。
スラックスと合わせる
黒のレースアップブーツが一番きれいに映るのがこの組み合わせです!革靴ほどかっちりしすぎず、スニーカーほど崩れすぎない、ちょうどいい落としどころになります。ジャケットを合わせたきれいめの日にも十分対応できます。
カーゴ・チノパンと合わせる
カーキやベージュのパンツに、黒のレースアップブーツを合わせると硬派なアクセントになります。パンツにインしてブーツインスタイルにすると、ミリタリーテイストがぐっと強くなって面白い着こなしになります!
トップスの色で黒ブーツの表情を変える
足元だけでなく、トップスの色との組み合わせまで考えると、黒レースアップブーツはもっと楽しくなります。
白のトップスと合わせると、黒との対比がはっきり出てメリハリのあるコーデになります。デニムに白T、足元に黒ブーツというだけで、シンプルなのにちゃんと選んだ感が出るので初心者にもおすすめです。
グレーのトップスは、黒ブーツとの馴染みがよくて落ち着いた印象にまとまります。同じモノトーンでも濃淡に差をつけると、のっぺりせずに奥行きが出ます。
ネイビーのトップスも黒との相性がかなりいい組み合わせです!紺と黒はどちらも沈んだ色なので、喧嘩せずに落ち着いた大人っぽい雰囲気にまとまります。ワークシャツやニットのネイビーに黒ブーツを合わせると、カジュアルすぎず硬すぎない、ちょうどいい塩梅になります。
差し色を入れたいときは、トップスに1色だけ足すのが基本です。ベースは白黒でまとめておいて、ニットやシャツで赤や深緑あたりを効かせると、足元の硬派さとちょうどいいバランスになります。色数を増やしすぎると硬派な雰囲気が薄まるので、差し色は多くても1〜2箇所までにしておくのが無難です。
裾の処理と紐で仕上げる
黒レースアップブーツは、裾の処理ひとつで印象がだいぶ変わります。
パンツをブーツにインすると、編み上げ部分がしっかり見えて硬派さが強調されます。逆に裾を下ろすと、ブーツの存在感を抑えて全体をシンプルに見せられる。どちらも成立するので、その日の気分で選べるのが黒の面白いところです。
紐にも意外と差が出ます。黒い紐で統一すると全体が締まって見えますし、あえてベージュや茶色の紐に替えると、ワークブーツっぽい表情になって面白いです。汚れてきたら紐だけ交換するのも手で、本体を買い替えずに雰囲気をリセットできます。
気をつけたいこと
まず、全身を黒でまとめて足元も黒にすると、のっぺりして見えることも〜。黒は締まる色ですが、締まる場所が多すぎるとどこも締まりません。気になるなら、トップスかインナーに白を一枚入れるだけで輪郭が出ます。ただ、全身黒を狙ってやるなら話は別で、レザーとニットで質感を変えたオールブラックはかなりかっこいいです!素材違いで黒を組むと、一色なのに情報量が出て面白い着こなしになります。
もうひとつ、重たく見えることも〜。ハイカットのブーツにボリュームのあるパンツを合わせると、足元だけ存在感が強すぎて全身のバランスが崩れやすいです。気になるならミドルカットか、パンツを細身寄りにするのが無難。ただ、あえてブーツインで足元を絞って、上をゆったり着るという手もあります。中途半端が一番よくないだけの話です。
最後に、履き慣らす前に無理に長時間歩かないこと。レザーのレースアップブーツは足に馴染むまで時間がかかるので、最初のうちは短時間の外出で慣らしておくと、本番で靴擦れせずにすみます。
それと、紐をきつく締めすぎるパターンも意外とありがちです〜。しっかり固定したい気持ちは分かりますが、締めすぎると甲が痛くなって長時間歩けなくなります。気になるなら、足首より下は少しゆるめに、甲の一番高い部分だけしっかり締めるとちょうどいいフィット感になります。
迷ったら黒、その先に見えてくるもの
黒のレースアップブーツを推す一番の理由は、迷う時間を減らしてくれることです。
色や素材で迷い出すとブーツ選びはきりがありませんが、黒を選んでおけばコーデの心配はかなり減ります。あとは高さと素材の質感さえ自分の好みに合わせれば、長く付き合える1足になってくれます。
硬派な足元を作りたい日も、初めてブーツに挑戦したい日も、黒なら受け止めてくれる!パンツやトップスを変えるだけで表情も変わるので、1足あるだけでコーデの幅がグッと広がります。今シーズン新しいブーツをお探しでしたら、是非参考になさってみて下さい!

