「サンダルって結局どれがいいの?」と聞かれたら、僕はスポーツサンダルを挙げます。蒸れないし、濡れても平気だし、汚れたら洗える。それでいて足がちゃんと固定されるので、サンダルのくせに長く歩けるのが面白いところです。ただ、アウトドア色が強く出すぎたり、靴下との合わせで迷ったり、街で履くとどうも子供っぽく見えたりと、扱いに悩む人が多いのも分かります。ですので今回は、スポーツサンダルの選び方から、パンツ別の合わせ方、靴下のありなし、においと手入れの対策まで一気にご紹介します!
機能で選んだ靴が、そのまま今っぽい
スポーツサンダルの成り立ちは完全に機能側です。川や山で濡れても平気なように作られていて、足をストラップで固定するから脱げない。ソールにグリップがあるので濡れた岩の上でも滑りにくい。だから見た目もごつくなっている、という順番です。
その機能がそのまま街で効くのが面白いところで、夏の日本はだいたい暑いか湿っているかのどちらかです。革靴やスニーカーで一日歩けば蒸れるし、夕立に降られれば中まで濡れる。スポーツサンダルならどちらも受け流せます!
そして洗えるのが強い。汗をかいたら流して干せば戻るので、夏のあいだガンガン履いても状態が保てます。手入れに気を遣うアイテムを夏に使うのは疲れるので、この気楽さはかなり大きいです!
もうひとつ、アウトドアやスポーツの道具をそのまま街に持ち込むという合わせ方は、DOMEBRAが一番好きな領域です。きれいめの服にごつい機能靴を一足入れる。この落差が今っぽさそのものなので、下手にきれいなサンダルを探すより、機能で選んだ方が結果としてかっこよくなります。
形で選ぶと使い道がはっきりする
スポーツサンダルといっても形はいくつかあって、性格がかなり違います。
| 形 | 特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| ストラップ型 | ベルトで甲と足首を固定。歩きやすさが一番 | 長く歩く日、水辺、旅行 |
| クロッグ型 | つま先が覆われている。足先を守れる | 川、キャンプ、荷物の多い日 |
| トング型 | 鼻緒で足指をはさむ。軽くて涼しい | 近所、休日のラフな外出 |
| 厚底・ボリューム系 | ソールに厚みがあり存在感が出る | 街履き、ワイドパンツと |
一足目に選ぶならストラップ型が無難です。甲と足首の二箇所で留まるので歩いても脱げないし、締め具合を調整できるので足の形を選びません。街でも水辺でも使えるので、迷ったらこれです!
つま先が覆われたクロッグ型は、足先をぶつけても平気なタイプ。川遊びやキャンプみたいに足元が不安定な場所ではこっちの方が安心です。街履きでも、つま先が隠れる分だけ落ち着いて見えます。
トング型は一番涼しくて軽いぶん、長く歩くと指のあいだが痛くなることがあります。近所やちょっとした外出向きです。
厚底やボリューム系は、街で履くために存在感を足した方向。ワイドパンツやショーツと合わせるとバランスが取りやすいです。
色は黒から入ると失敗しない
スポーツサンダルは形がごついので、色まで主張すると足元だけ浮きます。
一番使いやすいのは黒。ストラップもソールも黒で揃っていると、ごつい形でも足元が締まって見えます。何を穿いても収まるので、一足目は黒を選んでおけばまず外しません!
ベージュやカーキも使えます。黒より軽く見えるので、夏の明るいコーデに馴染む。アウトドアの空気は残しつつ、重さは出ないという中間の選択肢です。
白は季節感が一番出ますが、汚れがそのまま見えます。洗えるとはいえ、ソールの黒ずみは落ちにくいので、割り切れる人向けです。
色物を狙うなら、全体を白と黒でまとめておいて足元だけ色にするのがおすすめ。ストラップに差し色が入っているタイプなら、面積が小さいので派手になりすぎません。差し色は多くても二箇所まで、この線を守っておけばうるさくならないです。
パンツ別の合わせ方
ワイドパンツ・イージーパンツ
今のスポーツサンダルが一番きれいに見えるのがこれです!裾が広いパンツの下からごついサンダルがのぞく形になるので、足元のボリュームが自然に収まります。裾が地面に着くと汚れるので、くるぶしが見えるくらいの丈にしておくと軽く見えます。
ショートパンツ
脚を出す分、サンダルの形がそのまま出ます。ごついサンダルほど子供っぽく見えやすい組み合わせなので、ショーツは落ち着いた色を選ぶとバランスが取れる。ネイビーやカーキ、黒あたりが無難です。
ショーツを選ぶなら、水陸両用タイプを合わせると夏の外出がかなり気楽になります。上下とも濡れて平気なので、急な雨でも川辺でもそのままいける。機能で揃えると気持ちがラクです!
デニム
意外と収まるのがデニムです。濃紺のデニムに黒のスポーツサンダルだと、上はカジュアルで足元は機能という組み合わせになって、まとまりが出ます。裾はワンロールして足首を開けると重くなりません。
スラックス・きれいめパンツ
きれいめのパンツにあえてごついサンダルを合わせるのが、一番今っぽい使い方です。上をシャツやきれいめのトップスにしておいて、足元だけ落とす。この落差が効くので、サンダルは黒でシンプルな形を選ぶと成立しやすいです!
靴下は履いていい。むしろ履いた方がラク
素足かソックスか、ここで迷う人が多いところです。僕は靴下ありをおすすめします。
理由はまず実用面で、素足でスポーツサンダルを履くと汗がストラップとソールに直接染みます。これがにおいの原因になるうえ、洗ってもだんだん取れなくなる。薄手の靴下を一枚挟むだけで、汗を先に受けてくれるので寿命が伸びます。
摩擦の問題もあります。素足だとストラップの縁が擦れて、長く歩いた日に足の甲や指の付け根が赤くなることがある。靴下があるだけでこれが起きにくいです。
見た目の面でも、靴下ありの方がまとまります。素足だとリゾート寄りに振れますが、靴下を挟むとスポーツ寄りに寄って街に馴染む。色は黒か白、あるいはパンツと同系色にしておくと収まります。
- 黒サンダルに黒ソックス。足元が一色でつながって締まる
- 黒サンダルに白ソックス。対比が出てスポーティーに寄る
- ラインやロゴが入ったスポーツソックス。狙いがはっきりして今っぽい
丈は、くるぶしが隠れる短めか、ふくらはぎの中ほどまでのミドル丈。中途半端に足首の骨だけ隠れる長さが一番もたつくので、短くするか思い切って長くするかのどちらかに寄せる方がきれいです。
素足で履くなら、指のあいだと甲を洗ってから履いて、帰ったらサンダル自体を流す。それだけでにおいの出方が変わります。
シーン別の使い分け
| シーン | 選ぶタイプ | 合わせ方 |
|---|---|---|
| 街履き・普段着 | 黒のストラップ型 | ワイドパンツやデニムで |
| 海・川・水辺 | 洗えるもの、クロッグ型 | 水陸両用ショーツと |
| フェス・野外 | グリップの効くソール | 汚れる前提。靴下ありで擦れ防止 |
| 旅行 | 歩きやすいストラップ型 | スニーカーと二足体制で |
| 近所・部屋着まわり | トング型 | サッと履ける気楽さ重視 |
街で履くなら黒のストラップ型が一番収まります。水辺なら足先を守れるクロッグ型。フェスや野外は足場が悪いので、ソールのグリップがしっかりしたものを選んだ方が安全です。
旅行に持っていくならスニーカーと二足体制がおすすめです。歩き回る日はスニーカー、宿の周りや水辺はサンダル、という使い分けができると荷物の割に守備範囲が広くなります。
天気と体感で無理をしない
スポーツサンダルは、天気に無理をしなくていい数少ない靴です。
雨の日にスニーカーを履いて濡らすくらいなら、最初からサンダルにしてしまう方がラク。濡れても平気だし、帰って流せば元に戻ります。梅雨どきに一足あると、朝の判断がかなり気楽になります!
暑い日も同じで、無理してスニーカーを履かなくていいです。三十度を超える日に足元を密閉するのは体力を削るだけなので、サンダルに逃げる方が快適だし夏らしい。おしゃれを優先したい日以外は、素直に涼しい方を選んでいいです。
逆に無理な場面もはっきりしていて、人に会う場面と長時間の歩行です。かしこまった場ではサンダルが浮くこともあるし、舗装路を一日歩くならクッションのあるスニーカーの方が足は疲れません。そこだけ切り分けておけば、あとは気楽に履けます。
においと手入れの対策
洗える靴なので、手入れはむしろ簡単です。
- 汗をかいた日はぬるま湯で流す。ストラップの裏側とソールの溝まで
- においが出たら中性洗剤を薄めてブラシで洗う。フットベッドを重点的に
- 洗ったあとは風通しのいい日陰で完全に乾かす。生乾きがにおいの元
- 同じ一足を毎日履かない。一日休ませると湿気が抜ける
- レザーやコルクの部分があるものは水洗いを避け、乾拭きと専用ケアで
一番効くのは、しっかり乾かすことです。表面が乾いていてもフットベッドの中に湿気が残っていると、翌日にはにおいが戻ります。夏場でも半日から一日は干す時間を取った方がいいです。
海に入った日は必ず真水で流してください。塩分が残ると素材が硬くなって、ストラップの縫い目が傷みやすくなります。
気をつけたいこと
まず、サイズが大きいと歩くたびにかかとが遊んで〜。サンダルは前後に余裕があるとつま先が前に出るので、大きめを買うと見た目にももたつく。かかとがソールの内側にちゃんと収まるサイズを選ぶのが基本です。気になるならストラップを締めて調整できるタイプを選ぶ方が無難。ただ、あえてワンサイズ上げて厚手の靴下と合わせるという手もあって、この場合は最初から靴下前提でサイズを見ると失敗しません。
もうひとつ、アウトドア感が出すぎて浮くことも〜。ごついサンダルに機能素材のパンツ、アウトドアブランドのTシャツまで揃えると、街では山から来た人に見えます。気になるならどこか一箇所きれいめを入れると落ち着く。とはいえ全部アウトドアで振り切った格好は狙ってやると強いので、中途半端が一番良くないだけの話です。
最後に、素足で履き続けて痛くなることも〜。慣れないうちはストラップの縁が擦れるので、最初の何回かは靴下を履いて足を慣らす方がラクです。
夏はラクな靴が結局よく履かれる
スポーツサンダルを推す理由は単純で、履く回数が一番多いからです。
見た目だけで選んだ夏靴は、だいたい途中で暑くなって履かなくなります。その点サンダルは、履くのが億劫にならない。玄関でサッと足を入れて出られるし、汚れても洗えばいい。この気楽さがある靴は結局よく履かれるので、一足あたりの働きが大きいです。
そのうえで、黒を選んで靴下を一枚挟んで、パンツはきれいめにする。これだけでアウトドアの道具が街の格好になります。無理をしない靴で、それでいて今っぽい。夏の足元に迷っているなら、是非参考にしてみてください!

