春先の朝はまだ肌寒いのに、昼になると拍子抜けするくらい気温が上がって、コートを着てきたことを後悔する日があります。かと思えば夕方にはまたぐっと冷え込んで、結局脱いだコートをまた羽織ることに。この時期の寒暖差は、シーズン中でいちばんコーデに悩まされるタイミングかもしれません。厚手のウールコートだと昼は暑苦しいし、羽織りなしだと夜がつらい!そこで今回は、薄手の春ステンカラーコートで寒暖差を乗り切る選び方と着こなし方をまとめてご紹介します!
なぜ今、薄手のステンカラーコートが必要なのか
春先の気温は、1日の中でも上下に大きく振れます。朝の最低気温と昼の最高気温の差が10度近く開く日も珍しくなく、これがコート選びを難しくしている最大の理由です。厚手のダウンやウールコートは朝は快適でも、昼にはさすがに暑くなりすぎて脱ぐしかなくなります。かといってニットやシャツ一枚だと、朝晩の冷え込みには対応しきれません。
薄手のステンカラーコートは、ちょうどこの隙間を埋めてくれる存在です。生地が薄いので着たまま歩いても蒸れにくく、それでいて風を防いでくれるので体感温度はしっかり上がります。羽織るか羽織らないかで温度調整できる1着を持っておくだけで、朝の肌寒さと昼の陽気、両方に対応できるようになります!ロング丈なので着るだけで様になるのも、この時期に頼れる理由のひとつです。
薄手生地の選び方
薄手のステンカラーコートといっても、生地によって体感はかなり違います。高密度に織られたウェザー素材は、薄いのに風を通しにくく、春先の肌寒さにしっかり対応してくれるのでおすすめです。コットン100%の生地は肌ざわりが良くカジュアルに馴染みやすい反面、単体だと風を防ぐ力はやや弱め。ナイロン混の生地は軽くて速乾性もあり、突然の小雨にも強いのが利点です。
裏地の有無もポイントです。裏地なしの一枚仕立てはとにかく軽く、昼間の温度上昇にも対応しやすい仕様。裏地が薄手でも入っていると、朝晩の冷え込みにはもう少し余裕を持って対応できます。毎日着倒す前提なら裏地なし、朝の冷え込みが厳しい地域に住んでいるなら薄手裏地つき、というくらいの目安で選ぶと失敗しにくいです。
撥水加工が施された生地も春先には心強い味方です。傘を忘れた日の小雨くらいならさっと弾いてくれるので、突然の天気の崩れでコートがびしょ濡れになる心配が減ります。薄手素材は乾きも早いので、多少濡れてもすぐに乾いてくれるのがありがたいところです。
丈・シルエットの選び方
丈は長め、いわゆるロング丈が基本ですが、太もも半分あたりで切れるミドル丈も選択肢としてアリです。ロング丈は着るだけで縦のラインが強調されてスタイリッシュに見えますが、脱ぎ着の頻度が多いこの時期は、ミドル丈のほうが持ち運びやすく、鞄にもしまいやすいという実用面のメリットがあります。
シルエットは、スリムタイプとゆったりタイプで印象が大きく変わります。スリムなステンカラーコートはジャケット感覚でサラッと羽織れて、ビジネスシーンでも浮きません!ゆったりめのシルエットは中にパーカーやニットを仕込んでも窮屈にならず、カジュアルな抜け感が出ます。細身の人はスリムシルエットのほうがバランスが取りやすく、中の重ね着を楽しみたい人はゆったりめを選んでおくと、この先紹介する重ね方の幅がぐっと広がります。
トップスとの色合わせ
薄手のステンカラーコートを選ぶときにいちばん悩むのが色だと思います。ここはDOMEBRAの基本、ベースを白黒でまとめて、そこに1色だけ効かせるという考え方がそのまま活きてきます。
ベージュのステンカラーコートは、白シャツと合わせると清潔感が出て、春らしい軽やかな雰囲気にまとまります。黒のパーカーを合わせれば、きれいめとカジュアルの中間くらいのバランスに落ち着き、休日のコーデにも使いやすいです。ネイビーのステンカラーコートは、白のカットソーやシャツとの相性が抜群で、爽やかさと大人っぽさを両方拾えるのが強み!グレーのニットやスウェットを合わせても嫌味がなく、オフィスカジュアルにもそのまま持っていけます。
黒のステンカラーコートは、どんなトップスとも合わせやすい万能色ですが、その分コーデ全体が締まりすぎて重く見えることもあります。気になるなら、インナーに白やグレーの明るい色を持ってきて、顔まわりに抜け感を作るのがおすすめです。逆に、あえてトップスも黒で揃えてオールブラックにすると、それはそれで今っぽくてかっこいい着こなしになります!差し色を足すなら、マフラーや靴下などの小物で1箇所だけにとどめておくと、うるさくならずにまとまります。
インナーとの重ね方(シャツ・パーカー)
ステンカラーコートは、中に着るものでガラッと表情が変わるアウターです。シャツをインナーに使うと、ジャケット感覚できれいめに着こなせます。襟を軽く外に出しておくだけで、こなれた雰囲気が出るのでこの時期は特におすすめです。ボタンを開けて羽織るように着れば、ジャケパンスタイルの延長としても成立します。
パーカーを合わせる場合は、フードをコートの襟から少しだけのぞかせるのがポイントです。カジュアルながらも野暮ったくならず、程よい抜け感が出ます!パーカーの厚みがある分、コートはスリムシルエットよりもゆったりめを選んでおくと窮屈になりません。朝は肌寒いのでパーカーのフードをかぶって防寒し、昼に暑くなったらコートを脱いでパーカー1枚で過ごす、という調整もできるのがこの組み合わせの強みです。
スウェットやサマーニットを合わせれば、より軽やかでリラックスした印象になります〜。厚みのないインナーなので、コートを着ていても着膨れせず、春先特有の軽さのあるコーデに仕上がります。マジで1枚あるだけで朝晩の着回しがラクになるので、この時期のヘビロテ候補として個人的にイチオシです!
脱ぎ着のしやすさで選ぶポイント
この時期のステンカラーコートは、1日の中で何度も脱いだり着たりする前提で選ぶのが正解です。ボタンだけの前開きは見た目がすっきりする一方、細かいボタンを一つずつ留めるのは地味に面倒。フロントにジップが仕込んであるタイプなら、片手でサッと開閉できるので、電車の中や打ち合わせの合間でも温度調整がラクになります!
袖まわりの余裕もチェックしておきたいところです。腕まくりがしやすい太さの袖なら、昼間だけ腕をまくって体感温度を下げるという小技も使えます。折りたたんでバッグに入れることを考えるなら、薄手でシワになりにくい生地を選んでおくと、脱いだあとの見た目も崩れにくくて安心です。フードなし・裏地なしのシンプルな作りのものほど、丸めても型崩れしにくい傾向があります。
パンツ別の着こなし
デニム
デニムとの相性はとにかく良好です!色落ちしたブルーデニムをロールアップして、スニーカーで足元を軽くすれば、春先らしい抜け感のあるカジュアルスタイルに。黒のスキニーデニムに合わせれば、コートのロング丈が引き立って縦長のシルエットが作れます。ダメージデニムを合わせても、コートのきれいめな印象がハズし感になっておもしろいです。
スラックス
スラックスと合わせると、コートのきれいめな要素が引き立って大人っぽい雰囲気にまとまります。センタープレスの入ったスラックスなら、シャツインナーと合わせてジャケパン風のスタイリングとしても成立します。黒や白のスキニーパンツで合わせれば、シンプルながら品のある着こなしになるのでおすすめです。
スウェットパンツ
トレンドのスウェットパンツと合わせると、一気にカジュアルでリラックスした雰囲気になります。裾を絞ったテーパードシルエット(裾に向かって細くなるシルエット)のスウェットパンツなら、コートのロング丈とのバランスも取りやすいです。足元をハイテクスニーカーでまとめれば、スポーティーな要素もミックスされて今っぽい着こなしに仕上がります!
気をつけたいこと・やりがちな失敗
いちばん多い失敗が、朝の寒さに合わせて厚着をしすぎることです。朝は肌寒くても、昼になれば気温はぐんと上がります。コートの下にニットやパーカーを重ねすぎると、昼間は汗をかくレベルで暑くなってしまうことも。気になるなら、インナーは薄手のシャツやカットソー1枚にとどめておいて、寒いときだけコートのボタンを閉じる、という調整のほうが失敗が少ないです。でもあえて厚手のインナーを仕込んで、寒い朝を思い切り優先する着方も、体調次第ではアリです。
もうひとつが、丈の長さとパンツのバランスを見落とすことです。ロング丈のコートに細身すぎるパンツを合わせると、コートの布の量に負けて全体が間延びして見えることがあります。気になるなら、パンツはロールアップして足首を見せるか、スニーカーの色を明るくして視線を下に集めるのが無難です。逆に、あえてボリュームのあるワイドパンツを合わせて、コートとパンツ両方でゆったり見せる着方も、今のトレンドには合っています。
生地が薄い分、シワになりやすいのもこの時期特有の悩みです。畳んで持ち歩くとどうしても跡がついてしまうので、ハンガーにかけられる場所があるならなるべく吊るしておくのがおすすめ。シワが気になったら、スチームアイロンをさっと当てるだけでも見違えるほどきれいになります〜。
薄手のポリエステルやナイロン素材は、空気が乾燥する時期に静電気が起きやすいのもちょっとした悩みです。気になるなら、静電気防止スプレーを一吹きしておくだけでまとわりつきがかなり軽減されます。淡い色のコートを着るときは、濃い色のデニムから色移りすることもあるので、買ったばかりの時期は特に注意しておくと安心です。
春ステンカラーコートは1着で朝晩を乗り切れる相棒
僕がこの時期にステンカラーコートを手放せない理由は、朝晩の冷え込みと昼の陽気、その両方に対して1着で答えを出せることに尽きます。厚手のコートだと衣替えのタイミングを見誤って暑い思いをすることもありますが、薄手のステンカラーコートなら、ボタンを開けるか閉じるかだけで体感温度を調整できるので、この時期特有の悩みがかなり軽くなります〜。
シャツを合わせればきれいめに、パーカーを合わせればカジュアルに、1着でここまで表情を変えられるアウターもなかなかありません!今シーズン春ステンカラーコートをお探しでしたら、是非参考になさってみて下さい!

