朝のコーデで一番迷うのが足元だったりします。スニーカーだと毎日代わり映えしないし、かといって紐のブーツは出がけに結ぶのが地味に面倒。そこで頼れるのがペコスブーツです。プルストラップを引っ張るだけでサッと履けて、それでいて足元は一気に大人っぽく締まる。スニーカーからの卒業アイテムとして、これほど手軽なものはなかなかありません。ですので今回は、ペコスブーツの選び方から素材別の違い、パンツ別の合わせ方、雨の日の対処まで一気にご紹介します!
なぜ今ペコスブーツなのか(スニーカーを卒業する理由)
スニーカーだとカジュアルに寄りすぎるし、レースアップのブーツは出かける前に紐を結ぶ手間があります。ペコスブーツはその中間にちょうど収まるアイテムで、履き口を引っ張るだけで足を入れられるのに、見た目はちゃんとブーツの佇まいになるのが強みです。
素材はスエードとレザーの二本柱で、色もブラックやブラウン、ベージュまで幅広い。チノパンでカジュアルにまとめても、スラックスできれいめに寄せても様になるので、1足で対応できる幅が広いんです!スニーカーばかりの足元をそろそろ変えたい人にとって、最初の一歩として選びやすいアイテムだと思います。
選び方のコツ:素材とカラー
ペコスブーツを選ぶときに最初に決めたいのが素材と色です。
素材はスエードとレザーの2択で、印象がかなり変わります。スエードは起毛しているぶん柔らかい表情になり、カジュアルな服との相性が良い。レザーはツヤがあるぶん引き締まって見えるので、きれいめのパンツにも合わせやすくなります。
| 色 | 印象 | 相性のいいパンツ |
|---|---|---|
| ブラック | 一番きれいめに寄る。スラックスとも好相性 | 黒スキニー、スラックス、ワイドパンツ |
| ダークブラウン | カジュアルとキレイめの中間。使い勝手が良い | チノパン、デニム、コーデュロイ |
| ベージュ・キャメル | 抜け感が出る。秋冬の色と馴染む | カーキ、オリーブ、ネイビーのパンツ |
迷ったらダークブラウンが一番潰しが効きます。デニムにもチノパンにも乗るので、初めての1足はここから選んで問題ありません。
もうひとつ意識したいのが履き口の筒回りのフィット感です。ペコスブーツは紐で調整できないぶん、筒がゆるすぎると歩くたびにパカパカしてしまいます。冬に厚手の靴下を履く予定があるなら、試着のときもその厚みに合わせて選んでおくと、季節を通して快適に履けます。
スエードとレザーの違いで選ぶ
同じペコスブーツでも、スエードとレザーでは着られるシーンが少し変わります。
スエードは毛足が光を吸うので、色が深く沈んで見えます。カジュアルなコーデに合わせても浮かず、ラフなデニムやスウェットパンツとも馴染みが良い。ただし水に弱いので、雨や雪の日は避けたい素材です。
レザーは表面に光沢があるぶん、フォーマル寄りの印象になります。ジャケットを羽織るような日や、スラックスを合わせたきれいめコーデにも使いやすい!表面がツルッとしているので、多少の雨なら防水スプレーだけでしのげるのも利点です。
経年変化の楽しみ方も素材で変わります。レザーは履くほど艶が増して色に深みが出るので、育てる感覚を楽しみたい人向き。スエードは使い込むと毛並みが寝てマットな質感になり、少しずつ落ち着いた表情に変わっていきます。
普段使いのメインに1足だけ持つなら、天候を選ばないレザーが無難。休日用にもう1足足すなら、質感で遊べるスエードを選ぶと使い分けの幅が広がります。
履き口のプルストラップは飾りじゃない
ペコスブーツの履き口についているプルストラップ、あれは飾りではなく実用のパーツです。
足を入れるときにストラップを引っ張ると、履き口が広がって足がスッと入ります!逆に引っ張らずに無理やり足を押し込むと、かかとが型崩れしたり生地が伸びたりする原因になるので注意。脱ぐときも同じで、ストラップを引いてから抜くと生地への負担が減ります。
このプルストラップのおかげで、紐を結ぶ手間なくサッと脱ぎ履きできるのがペコスブーツの一番の魅力です!玄関で紐を結んでいる間に出遅れた経験がある人ほど、この楽さにはハマります〜。
着こなし・パンツ別の合わせ方
ペコスブーツはパンツを選ばないアイテムですが、パンツの種類によって見え方の方向性が変わります。
デニム
デニムとペコスブーツは鉄板の組み合わせです!濃紺のデニムに黒のペコスなら引き締まった印象になるし、色落ちしたライトデニムにブラウンのペコスを合わせると抜け感が出ます。裾はワンロールしてブーツインするのが基本形。裾がブーツに被ると足元が間延びして見えるので、くるぶしのあたりが見えるくらいまで上げるのがコツです。
チノパン・カーゴパンツ
カジュアルに寄せたい日はチノパンやカーゴパンツ。ベージュのチノパンにブラウンのペコスは同系色でまとまるし、オリーブのカーゴパンツに黒のペコスを合わせるとミリタリーテイストが強まります。トップスはスタジャンやミリタリージャケットのようにボリュームのあるものでも、足元がブーツで締まっているのでだらしなく見えません。
スラックス
きれいめに振りたいならスラックス。細身のブラックスラックスに黒のレザーペコスを合わせれば、ジャケットスタイルの足元としても違和感がありません。スニーカーだとカジュアルすぎるし革靴だと硬すぎる、そのあいだをペコスブーツが埋めてくれます。
スニーカーから卒業するときのポイント(サイドゴアとの違い)
スニーカーからブーツに乗り換えるとき、候補に挙がりやすいのがサイドゴアブーツです。どちらも紐なしでサッと履ける点は同じですが、見え方の方向性が少し違います。
サイドゴアブーツは側面のゴアで足首にフィットするので、シルエットがシャープでモード寄りの印象になります。一方でペコスブーツは履き口にゆとりがあり、ブーツインしたときのボリューム感がカジュアルとキレイめの両方に振れるのが特徴です!サイドゴアもいいけど、普段のラフな服にすっと馴染むペコスブーツの緩さも捨てがたい〜。
レースアップのワークブーツと比べても、ペコスブーツは足元がすっきりして見えるのが特徴です。紐を結ぶ都合上ワークブーツはボリュームが出やすいですが、ペコスブーツはシンプルな筒だけなので、細身のパンツと合わせてもうるさくなりません。
きれいめに一気に寄せたいならサイドゴア、普段のカジュアルの延長でブーツを取り入れたいならペコス。スニーカーしか持っていない人がいきなりブーツを試すなら、守備範囲が広いペコスブーツから入る方が失敗しにくいと思います。
体型別の見え方(ソールのボリュームについて)
ペコスブーツはソールに厚みのあるモデルが多く、履くだけで身長が数センチ変わります。
身長が高めの人は、ソールのボリュームでバランスが取りやすく、太めのパンツを合わせても足元が負けません!逆に身長が低めの人は、ソールが厚すぎると足元だけ浮いて見えることがあるので、細身のパンツで縦のラインを作ると馴染みやすくなります。僕みたいなチビは、ソールが厚いだけで妙にテンションが上がります(笑)。
もちろんこれは目安の話で、細身の人が厚底を履いて重心を遊ばせるコーデもアリ。体型に縛られすぎず、まずは好きな1足を選んでみてください。
天気と体感で無理をしない
ペコスブーツは伝統的にスエードモデルが多いアイテムです。ここは認めておくと、スエードは雨に弱い。
濡れると毛が寝てまだらなシミになるし、乾いたあとも輪ジミが残ることがあります。雨の予報が出ている日は、無理してスエードを履かずにレザーモデルに替えるのが一番ラクです。レザーは表面がツルッとしているぶん水を弾きやすく、多少の雨なら防水スプレーだけで十分もちます。
そしてこの防水スプレー、下ろす前に一度かけておくかどうかで寿命がかなり変わります。買ってすぐ、履く前にひと吹き。これをやっておくだけで小雨くらいなら気にせず履けるようになるので、ペコスブーツを買ったら真っ先にやってほしい作業です!
雪の日も同じ考え方で、スエードは避けてレザーか、防水スプレーをしっかりかけたモデルに絞る。おしゃれより快適さが優先されていい場面はちゃんとあるので、天気が怪しい日まで無理をしなくて大丈夫です。
気をつけたいこと
まず、ブーツインだけで満足してしまうパターン。裾を入れるだけでおしゃれに見える気がしますが、パンツがダボついていると裾の余りが変な膨らみになりがちです。気になるならワンロールして裾を軽くしてから入れると、ボリュームが落ち着きます。ただ、あえてダボつきを残してルーズに履くと、逆にこなれた雰囲気になることもあるので、これは好みで選んで大丈夫です。
もうひとつ、サイズ選びの失敗。ペコスブーツは紐で締められないぶん、大きめを選ぶと歩くたびにかかとが抜けやすくなります。試着のときは靴下を普段履くものに合わせて、かかとが浮かないサイズを選ぶのが無難です〜。
最後に、色数の使いすぎ。ブーツ自体が存在感のあるアイテムなので、そこに柄物のパンツや派手な色のトップスを重ねると全体がうるさくなりがちです。白黒ベースでまとめて、ブーツの色を差し色代わりに使うくらいがちょうど良いバランスになります!
僕はこう思う
僕がペコスブーツを勧める一番の理由は、スニーカー以外の足元を試すハードルが一番低いアイテムだからです。
紐を結ぶ手間もいらないし、ドレスシューズほど気合いもいらない。それでいて履くだけで足元の印象がガラッと変わるので、コーデを考える時間まで短くなります!スエードとレザー、それぞれ天気に合わせて使い分ければ一年を通して活躍してくれる相棒になる〜。
スニーカーばかりで代わり映えしない足元に迷っているなら、ペコスブーツへの乗り換え、是非参考にしてみてください!

