黒でも白でもない紺のスニーカーは、もう定番として知っている人も多いはず。ただ、そのほとんどがローカットを想定した話で、ハイカットになると勝手が変わってくることはあまり語られません。足首まで覆われる分だけボリュームが出るので、パンツの裾との相性やトップスとの色合わせを、ローカットの感覚のまま選ぶと足元だけ浮いてしまうことも!ネイビーなら黒より柔らかく、白より気を遣わずに履けるので、扱いやすさはそのままに存在感だけ足せるのが魅力です。そこで今回は、ネイビーハイカットスニーカーだけにフォーカスして、選び方から着こなし、気をつけたいことまでまとめてご紹介します!
ネイビーハイカットだからこそ足元が締まる
紺という色の便利さは、黒と白のちょうど中間にいることです。
黒ほど冷たく締まりすぎず、白ほど汚れに気を遣わない。デニムにもスラックスにも馴染むので、色選びで迷ったらとりあえずネイビーを置いておけば失敗しにくい色です。
そこにハイカットのフォルムが加わると、話はもう一段変わってきます。足首までぐるっと包まれることで、足元に帯状のボリュームが生まれる。ローカットが「点」で効くのに対して、ハイカットは「面」で効くイメージです!パンツの裾を少し上げて足首を見せるだけで、そこにネイビーの存在感がしっかり乗ってくるので、コーディネートの締めどころとして機能してくれます。
派手すぎない色でありながら、足元にちゃんと情報量を出せる。これがネイビーハイカットスニーカーの一番の強みです。
ローカットとの印象の違い
同じネイビーでも、ローカットとハイカットではまとう空気がけっこう違います。
ローカットは足首が見える分、抜け感が出て軽快な印象になります。パンツの裾もどんな丈でも受け止めてくれるので、守備範囲の広さでいえばローカットに分があります。
ハイカットはその逆で、足首を隠す分だけ存在感と重さが出ます。スニーカーというよりブーツに近い感覚で履けるので、シンプルなコーデでも足元だけで「ちゃんと選んだ感」が出しやすいです!ただし面積が増える分、パンツとの組み合わせを外すともたついて見えやすいのも事実。身軽に決めたい日はローカット、足元で存在感を出したい日はハイカット、くらいの使い分けで十分です。
古着っぽいワークテイストや、スポーティーなコーデに寄せたいときは、ハイカットの方が明らかに雰囲気が出ます。抜け感よりも足元の情報量を優先したい人向けのフォルムです。
失敗しないネイビーハイカットの選び方
ネイビーなら何でも同じに見えるかというと、そうでもなくて〜。トーンや素材で印象はけっこう変わります。
黒に近い濃いネイビーは、遠目には黒に見えるくらい落ち着いた印象。黒スニーカーの代わりとして選びたい人はここから入ると失敗しません。逆に少し明るめのネイビーは、デニムの色と響き合って軽快な雰囲気になります。カジュアルに寄せたいなら明るめ、きれいめに寄せたいなら濃いめ、で選ぶと分かりやすいです。
素材でも見え方は変わります。レザーはつやが出てきれいめに寄り、スラックスやジャケットの足元でも収まりがいいタイプ。スエードは光を吸うので、同じネイビーでもマットで落ち着いた表情になります。キャンバスは一番気楽で、デニムに合わせた普段着にそのまま乗る軽さがあります。
| 素材 | 印象 | 相性のいいパンツ |
|---|---|---|
| レザー | つやが出てきれいめ | スラックス、テーパードパンツ |
| スエード | マットで落ち着く | チノパン、コーデュロイ |
| キャンバス | 軽くてカジュアル | デニム、イージーパンツ |
迷ったらまずレザーかスエードから選ぶのが無難です。ハイカットは面積が広い分、素材の質感がそのまま印象に直結するので、ここは丁寧に選んでおいて損はありません!
サイズ選びもローカット以上に慎重になった方がいいところです。足首まわりまで生地やレザーで固定されるので、甲が高めの人や足の幅が広めの人は、見た目のサイズより実際の入りやすさで判断した方が失敗しません。紐やベルクロで調整できるタイプなら、多少のフィット差は履いているうちに馴染んでくれるので、そこも選ぶときのチェックポイントにしておくと安心です。
パンツの裾・丈感との相性
ハイカットで一番差が出るのが、パンツの裾の処理です。
裾がスニーカーの履き口にベタッとかぶさると、境目が消えてもたついた印象になります。これが一番もったいない失敗です。ロールアップして少しだけくるぶし側の生地を見せるか、もともとくるぶし丈のパンツを選ぶと、ネイビーの履き口がちゃんと見えて足元が締まります!
逆に、あえて裾をかぶせて履き口を隠す着こなしも成立します。ワークブーツのような見え方に寄せたいときはこの手が使えて、ボリューム感を最大化できるのがメリット。ただしこの場合はパンツもある程度太さがないと、靴だけ浮いて見えやすいので注意が必要です。
丈感で言えば、ジャストからやや短めのパンツが一番扱いやすいです。ワイドパンツを合わせる場合は、裾を絞れるタイプかロールアップ前提のシルエットを選ぶと、ハイカットのボリュームとケンカしません。
パンツ別の着こなし
ハイカットのネイビーは、パンツの色によって主張の仕方が変わります。
黒パンツと合わせる
一番かっちりまとまる組み合わせです。黒とネイビーは同じ寒色でも微妙にトーンが違うので、全身を黒で固めるよりも足元に奥行きが出ます。きれいめに寄せたい日はレザーのハイカットを選ぶと、スラックスの足元としても収まりがいいです!
白パンツと合わせる
白パンツにネイビーを合わせると、黒を合わせたときと似た締まり方をしつつ、もう少し軽やかな印象になります。夏場でも重く見えにくいので、白パンツ派の人はぜひ試してほしい組み合わせです。汚れが気になる白パンツの足元を、ネイビーが引き締めてくれます。
デニムと合わせる
一番失敗しにくいのがデニムです。濃紺のデニムならスニーカーと同系色でまとまり、色落ちしたライトデニムならネイビーがアクセントとして効きます。お洒落上級者になると、パンツとスニーカーのネイビーをあえて微妙に違うトーンでグラデーションさせる合わせ方をしたりもします。慣れてきたら試してみるのもおすすめです。
トップスとの色合わせ
パンツだけでなく、トップスの色まで意識すると足元の効き方がもう一段良くなります。
白Tシャツやライトグレーのトップスは、ネイビーとの相性が鉄板です。上を明るくしておくと、足元のネイビーがちゃんと差し色として機能してくれます。逆に黒のトップスだと、足元の紺が沈んで見えにくくなることも〜。全身を暗い色でまとめたいときは、ネイビーのハイカットが持つボリュームだけで存在感を出す、と割り切るのもひとつの手です。
同系色でまとめる着こなしも面白いです。ネイビーのスウェットやシャツと合わせると、頭からつま先まで青がグラデーションでつながって、まとまりのあるスタイリングになります。DOMEBRA的には、ベースは白黒でまとめておいて足元のネイビーを差し色にするのが一番再現しやすい形です!差し色は多くても2箇所まで、というルールを守っておけば、トップスで少し遊んでも足元とケンカしません。
カーキやベージュ系のトップスとも相性がよく、ミリタリーテイストのコーデにハイカットのボリュームがそのまま馴染みます。アウトドアっぽいジャケットを羽織る日にも、足元だけで一気にテイストが決まります!
ボリューム感の出し方
ハイカットの魅力は、なんといっても足首まわりのボリュームです。
ソールに厚みのあるモデルを選ぶと、足元の存在感がさらに増します。細身のパンツと合わせるとメリハリが出やすく、太めのパンツと合わせると全体のボリュームが揃って安定感が出ます。逆に細身のハイカットを選べば、足元をコンパクトにまとめたい人にも使いやすいです。
僕みたいに背が低めだと、ボリュームのある足元は重心が下がって見えがちです(笑)。気になる人は、パンツの裾でくるぶし側を少し見せて縦のラインを作ると、ボリュームがあっても間延びしにくくなります。逆に背が高めの人は、遠慮せずボリューム重視で選んだ方が全体のバランスが取りやすいはずです!
厚底タイプは、ローカットのスニーカーだと背が低く見えがちな人にも嬉しい効果があります。ハイカットで足首を覆いながら底上げもできるので、シークレット的な使い方をしたい人にもおすすめです!
気をつけたいこと
まず、ハイカットは面積が広い分、サイズ選びを間違えると野暮ったく見えやすいことも〜。大きめを選ぶと足首まわりがだぶついて、せっかくのシルエットが崩れてしまいます。気になるなら、いつもよりワンサイズ絞ってジャスト寄りを選ぶのが無難です。ただ、あえて紐を緩めてクシュッと履き崩すと、こなれた雰囲気になって面白い着こなしになります!
次に、パンツの裾との相性を無視すると、途端にちぐはぐに見えてしまうことも〜。ワイドパンツにローカット前提の細身ハイカットを合わせると、足元だけ頼りなく見えます。太めのパンツにはボリュームのあるハイカットを、というバランスだけは覚えておくと失敗しにくいです。
最後に、足首を覆うぶん蒸れやすい季節もあります。真夏に無理して履く必要はなく、暑い日はローカットやサンダルに逃げても全然かまいません。ネイビーハイカットスニーカーは通年で使えるアイテムなので、気候に合わせて出番を調整すればいいだけの話です。
紐の色でも印象は地味に変わります。ネイビー本体に合わせて紺や黒の紐で揃えると全体が締まって見えますし、あえて白やベージュの紐に替えると、ワークブーツっぽい表情になって足元の面積がさらに強調されます。飽きてきたら紐だけ替えて雰囲気をリセットする、という手も覚えておくと長く付き合えます。
迷ったらまずネイビー、で終わらせないのがコツ
ネイビーハイカットスニーカーを推す一番の理由は、足元だけで「ちゃんと選んだ感」が出せることです。
黒でも白でもない色を選んだ時点で、それだけで見られる理由になります!そのうえでハイカットならではのボリュームと足首の見え方まで意識すると、同じネイビーでも一段お洒落な足元に変わります。パンツの裾と素材、トップスとの色合わせ。ここまで押さえておけば、量産型のコーデから一歩抜け出せるはずです。
とりあえず紺、で終わらせずにフォルムまで選ぶ。ネイビーハイカットスニーカーで足首まわりの存在感をお探しでしたら、是非参考にしてみてください!

