デニム、どうやって選んでますか?店員さんに「足が長く見えますよ」なんて言われるがまま、レジに直行してしまう人は多いと思います。デニムは量販店でもすぐ買える身近なアイテムだからこそ、シルエットを深く考えずになんとなく選んでしまいがち。ただ実は、デニムで一番差がつくのはブランドではなく、自分の体型に合ったシルエットです。そこで今回は、体型・脚のライン別に似合うシルエットの選び方をまとめてご紹介します!
なぜブランドではなく「シルエット」で選ぶべきなのか
デニムは量販店に行けばすぐ手に入る身近なアイテムです。だからこそ「なんとなくかっこいいから」で選んでしまいがちで、僕も昔は店員さんに勧められるがままレジに向かっていたクチです(笑)。
あとから振り返ると、あのとき選んでいたのはブランド名であって、自分の脚に合うシルエットではありませんでした。同じブランドの中にもストレートがあればスキニーもあり、実際にものを言うのはブランドよりも脚のラインとシルエットの相性です。逆に言えば、シルエットさえ合っていればプチプラのデニムでも十分綺麗に見えます。ブランドで迷う前に、まずは自分の脚に何が合うのかを知っておく方が近道です!
しかも厄介なことに、同じ「テーパード」や「スキニー」という名前でも、ブランドや型番によって太もものゆとりや裾の絞り方はけっこう違います。名前だけで選ぶと、思っていたシルエットと違って戸惑うことも珍しくありません。だからこそ、この記事では名前ではなく「体型に対してどう効くか」という軸でシルエットを見ていきます。
デニム選びで最初に見る3つのポイント
シルエットで選ぶといっても、見るべき場所は実はそんなに多くありません〜。チェックしたいのは次の3ヶ所です。
- 腰回り・太もものゆとり
- 太ももから裾にかけての細くなり方
- 裾幅とロールアップしたときの見え方
腰回りと太ももにゆとりがあるかどうかで、シルエット全体の第一印象が決まります。そこから裾に向かってどう細くなっていくかで、脚がすっきり見えるか野暮ったく見えるかが変わってくるんです。裾幅は特に見落としがちなポイントで、細すぎると足首が寂しく見え、太すぎると靴に裾が被って残念な着こなしになります。この3ヶ所さえ押さえておけば、あとは好みの色や加工で選んで問題ありません!
試着のときは、立った状態だけでなく、しゃがんだり歩いたりしてみるのがおすすめです。立ち姿はきれいでも、しゃがむと太ももがつっぱる、歩くと股上が窮屈というケースは意外と多いもの。鏡の前で数秒眺めるだけで決めず、実際に動いてから最終判断すると失敗がぐっと減ります。
体型別に似合うシルエットの選び方
ここからは体型別に、似合いやすいシルエットを見ていきます。あくまで「なりやすい傾向」なので、気になるところだけ参考にしてもらえればと思います。
細身体型の人
脚が細い人は、ストレートやワイドを選ぶと脚のラインが目立たず、程よいボリュームで男らしく見せられます。逆にスキニーを選ぶと脚の細さが強調されすぎて、頼りない印象になりがちです。細さが気になるなら、太もも周りにゆとりのあるストレートから試してみるのがおすすめ。でも、細身を活かしてあえてスキニーで脚のラインを見せるのも、今っぽくて面白い着こなしになります!
がっしり体型・下半身にボリュームがある人
太ももや腰周りにボリュームがある人は、スキニーやスリムを選ぶとパツパツに張ってシルエットが崩れやすくなります。テーパードなら太もも周りにゆとりを持たせつつ、裾に向かって細くなるので、脚全体を自然に見せることができます。ボリュームを隠したいならテーパードが無難ですが、そうとも言い切れなくて〜、あえてワイドでゆったり大きく見せて、全身のバランスで調整するのも一つの手です!
脚が短く見えがちな人
股上が深すぎたり、裾が長すぎて生地が余ったりすると、脚がより短く見えてしまいます。裾はくるぶしが見えるか見えないかくらいの丈にして、ワンロールするだけでも脚の見え方はかなり変わってきます。テーパードで足首まわりをすっきりさせるのも効果的です。僕みたいなチビは、裾を引きずるだけで一気に脚が短く見えるので、丈感だけは毎回シビアにチェックしています(笑)。それでも気にしすぎず、トップスを短めにして腰の位置を高く見せるという発想の転換もありです!
シルエット別の特徴:ストレート・テーパード・スキニー・ワイド
改めて、代表的な4つのシルエットの特徴を整理しておきます。
| シルエット | 特徴 | 似合う体型 | 注意したい点 |
|---|---|---|---|
| ストレート | 腰から裾まで太さがあまり変わらない定番の形 | 細身から標準体型 | 太すぎるとだらしなく見える |
| テーパード | 太もも周りにゆとりを持たせ、裾に向かって細くなる | がっしり体型、脚が短く見えがちな人 | 裾を絞りすぎると窮屈な印象になる |
| スキニー | 脚全体にぴったり沿う細身のライン | 細身から標準体型 | 太もも周りが窮屈だと動きにくくなる |
| ワイド | 腰から裾までゆったりとした太さを保つ | 細身の人、脚のラインを見せたくない人 | 丈が長すぎると裾を引きずって汚れやすい |
こうして並べてみると、正解は一つではないことが分かります。どのシルエットにも似合いやすい体型と、注意した方がいい体型があるので、まずは試着して太もも・膝・裾の3ヶ所の余り方を見てみるのが一番確実です!
着こなし・合わせ方
合わせ方に関して言えば、ドメブラの基本はとにかくシンプルです。雑誌みたいに全身をガチガチに組まなくても、いつものトップスにデニムを合わせるだけで十分成立します。気合いを入れすぎると、そこだけ浮いてしまうので注意です。
土台は白と黒でまとめておいて、どこか1箇所だけ色を効かせるのがドメブラ流。差し色は多くても2箇所までにしておくと、まとまりが出ます。ストレートやテーパードのデニムには、白のスニーカーやシンプルなキャップを合わせるだけでも十分様になりますし、スキニーやワイドのように主張のあるシルエットのときほど、トップスや小物はシンプルに引き算しておくとバランスが取りやすいです。
裾の始末も合わせ方の一部です。くるぶしを見せたいならワンロール、きれいめにまとめたいなら裾を靴に軽く乗せる程度に調整すると、シルエットが崩れにくくなります。デニムはボトムスの主役なので、トップスをオーバーサイズにするならデニムは細め、デニムがゆったりならトップスはコンパクトにと、上下のバランスを意識するだけで見え方がぐっと良くなります!
靴との組み合わせも、シルエットごとに相性があります。ストレートやテーパードはスニーカーからブーツまで幅広く受け止めてくれる懐の深さがあり、休日のラフな格好にも仕事帰りの少しきれいめな格好にも対応できます。スキニーは足首が見えるぶん、ローカットのスニーカーやサンダルで抜け感を出すと今っぽく決まります。ワイドは裾の落ち感を活かしたいので、ソールが薄めの靴を合わせるとだらしなく見えにくいです。
生地の厚みと季節で選び分ける
デニムは通年で履けるアイテムなので、生地の厚みで季節ごとに使い分けるのもおすすめです。
厚手のデニムは生地に張りがあるのでシルエットが崩れにくく、秋冬の防寒にも向いています。逆に薄手やストレッチ入りのデニムは動きやすく、夏場も蒸れにくいので、暑い時期はこちらに切り替えると快適です。おしゃれより快適さを優先していい場面は普通にあるので、夏場は無理して厚手のデニムを履かなくていいんです。
ストレッチ素材は動きやすい反面、体に張り付いてシルエットが崩れやすいので、きれいなシルエットを長時間キープしたいなら、ほどよい張りのある綿混素材を選ぶのも手です。速乾性のある素材や洗えるタイプを選んでおけば、汗をかく季節でも気兼ねなく履き倒せます〜。
色落ちの濃淡も季節感に関わってきます。濃色でハリのあるデニムは秋冬らしい落ち着いた印象になり、色落ちの入った軽やかなデニムは春夏の空気に馴染みやすいです。同じシルエットでも色と濃淡を季節で変えるだけで、コーデ全体の温度感がぐっと合ってきます。
やりがちな失敗と気をつけたいこと
ひとつ目は、丈感を合わせずに裾を引きずってしまうことです。せっかくいいシルエットのデニムを選んでも、裾が長すぎると全体がだらしなく見えてしまいます。気になるなら裾上げでくるぶしが見える丈にすると、一気に脚がすっきり見えます。
ふたつ目は、体型を隠そうとしてサイズを上げすぎることです。大きめを選べば安心と思われがちですが、腰回りにゆとりがありすぎると逆に着膨れして、実際のサイズより大きく見えてしまいます。気になるなら実寸で試着して、太ももにこぶし一つ分くらいのゆとりを目安にするのが無難です。でも、あえてオーバーサイズのデニムでゆるっと着崩すのも、今っぽくて面白い着こなしになります!
みっつ目は、シルエットだけで色を無視してしまうことです。同じテーパードでも、色落ちが強いデニムは主張が強くなるので、トップスをシンプルにしないとうるさく見えます。マジで色と形はセットで見た方が失敗が減ります!
一緒に合わせたい小物・インナー
デニム単体で終わらせず、小物まで含めて考えるとコーデの完成度がぐっと上がります。
裾をロールアップするなら、靴下は見せる前提で明るめの色を選んでおくと抜け感が出ます!ワイドやゆったりめのデニムには、ベルトで腰周りを軽く締めておくとシルエットがぼやけません。オーバーサイズのトップスを合わせるときは、裾から覗くインナーの色をデニムの色とリンクさせると、コーデ全体に統一感が出て見えます。
キャップやスニーカーなど、面積の小さいアイテムでもう一箇所だけ色を効かせてあげると、狙って合わせた感が出て気持ちがいいです〜。ただし広げすぎは禁物で、差し色は多くても2箇所までに抑えておくのが無難です。
僕はこう思う
デニムの形をひとつ変えるだけで、コーデ全体の印象がここまで変わるのかと、選び方を意識するようになってから驚きました。
正解は一つじゃないので、まずは自分の脚がどのシルエットで一番きれいに見えるかを試着して確かめてみてほしいです。ブランド名で選んでいた頃より、今の方がずっと自分に自信を持って履けています。デニムのシルエットに迷っているなら、是非参考にしてみてください!

