1枚あるだけでコーディネートの主役にも脇役にもなってくれるデニムシャツ。カジュアルになりすぎない絶妙な硬さがあって、Tシャツの上に羽織るだけでも、そのままシャツとして着てもサマになります。ただ色落ちの選び方やインナーとの合わせ方を間違えると、急に野暮ったく見えてしまうのも事実です。そこで今回は、デニムシャツの選び方から一枚着・羽織りとしての使い方、色落ちや重ね着で気をつけたいポイントまでまとめてご紹介します!
なぜデニムシャツが通年で頼れるのか
デニムシャツが便利なのは、季節を選ばずに使い回せるからです。
夏はTシャツの上に羽織って、秋冬はニットやスウェットの上からもう一枚重ねる。真夏の炎天下でこそさすがに厳しいですが、それ以外の時期はほとんどこれ一枚で対応できてしまいます!ジャケットほど改まらず、パーカーほどラフになりすぎない、ちょうど中間の立ち位置にいるのがデニムシャツの強みです。
生地自体もかなり丈夫で、使い込むほど色が落ちて味が出てくるのも魅力のひとつ。安っぽく劣化するのではなく、むしろ育っていく感じがするアイテムなので、長く付き合うほど愛着が湧いてきます。スキニーでもワイドパンツでも合わせやすく、コーデに1枚差し込むだけで一気にこなれた印象になるので、持っておいて損はない鉄板アイテムです!
選び方のコツ、生地の厚みとシルエットで見る
デニムシャツ選びで最初に見てほしいのが、生地の厚みです。
生地の厚みは「オンス」という単位で表され、数字が大きいほど厚手でハリが出ます。厚手のものはワークシャツっぽくガッチリした雰囲気になり、薄手のものはシャンブレーシャツに近い軽さが出ます。1枚でメインに着たいなら厚手、羽織りやインナー使いも視野に入れるなら薄手が扱いやすいです。この生地選びだけで着心地がまるで変わるので、意外と侮れないポイントです!
| タイプ | 特徴 | 向いている着方 |
|---|---|---|
| 厚手(8oz前後〜) | ハリがあってワーク感が強い | 一枚でメインに着る |
| 中厚 | バランスが良く万能 | 一枚でも羽織りでも |
| 薄手 | シャンブレーシャツに近い軽さ | インナー使い、羽織り |
シルエットは大きく分けてタイトめとレギュラーの2種類。タイトめは1枚でスッキリ見えて、細身のスキニーやスラックスと縦のラインが揃います。レギュラーはゆったり羽織れるので、インナーを仕込んだレイヤードに向いています。迷ったら少し余裕のあるレギュラーを選んでおくと、着方の幅が広がっておすすめです。1枚で悩むくらいなら、まずレギュラーから試してみてください!
色落ちの選び方で印象がまるで変わる
デニムシャツは色落ちの具合ひとつで、同じ形でも見え方がガラッと変わります。
濃紺でほとんど色落ちのないリジッド系は、キリッとした印象で大人っぽくまとまります。ジャケパンスタイルにも馴染みやすく、白パンやスラックスと合わせるとかなりきれいめに寄せられます。逆にユーズド加工でヒゲやアタリが強く出ているものは、こなれた雰囲気が一気に増して、カーゴパンツやワークブーツとの相性が抜群です。
淡色のライトブルーやホワイトデニムは、抜け感が出やすくて通年で使いやすいのが魅力。1枚でシャツ感覚に着るならこのくらいの色味が扱いやすいです。濃い目が好きな人は羽織りで、抜け感が欲しい人は淡色で一枚着、というくらいの目安で選ぶと失敗しにくいです。個人的には、濃紺と淡色を1枚ずつ持っておくと着回しの幅が一気に広がるのでおすすめです!
一枚着とインナー使い、羽織りでも印象を変えられる
デニムシャツの面白いところは、着方ひとつで別のアイテムみたいに見えることです。
1枚でシャツとして着るなら、ボタンは上から2つほど開けて胸元に少し抜け感を作ると、堅くなりすぎません。全部きっちり閉めるとワイシャツっぽく見えてしまうので、そこは崩したほうがデニムシャツらしさが出ます。
インナー使いなら、白の無地Tやボーダーカットソーを覗かせるのが鉄板です。裾から少しだけ色や柄をチラ見せするだけで、コーデに奥行きが出ます!オーバーサイズ気味のデニムシャツなら、裾を軽く結んでインナーをしっかり見せる着方もこなれて見えるのでおすすめです。
羽織りとして使うなら、前を開けたままTシャツやスウェットの上にざっくり重ねるだけでOKです。ボタンを留めずに袖だけロールアップすると、体温調節もしやすくて実用面でも助かります。1枚で何通りにも化けてくれるのが、デニムシャツを持つ一番のメリットだとマジで思います。
着こなし、パンツ別の合わせ方
デニムシャツはボトム次第でかなり表情が変わります。
デニムパンツ
デニムオンデニムの定番組み合わせです。色の濃淡をしっかり分けるのがコツで、濃紺シャツに淡色デニムパンツ、あるいはその逆にすると単調にならずまとまります。
スラックス
きれいめに寄せたいときはスラックスが相性抜群です!デニムのカジュアルさとスラックスの端正さがちょうど中和されて、ジャケパンスタイルにもすっと馴染みます。
カーゴ・ワークパンツ
カーゴやワークパンツと合わせると、無骨でタフな雰囲気がぐっと強まります。厚手のデニムシャツならなおさら相性が良く、ブーツを合わせれば統一感のあるコーデが簡単に組めます。
チノパン
チノパンとの組み合わせは一番失敗が少ない鉄板です。ベージュやカーキとインディゴの色合わせは相性がよく、休日の街歩きにもちょうどいいくらいの抜け感が出ておすすめです!
他のデニムアイテムとの重ね着で気をつけたいこと
デニムシャツはデニムパンツと合わせやすい分、色や素材が近すぎると全体がのっぺりして見えることもあります。
気になるなら、シャツとパンツで色の濃淡をはっきり分けるのが一番手っ取り早い解決策です。濃紺シャツなら淡色パンツ、逆に淡色シャツなら濃紺パンツというふうに、どちらかを強く、どちらかを薄くすると自然にメリハリが出ます。素材のウォッシュ感を変える、例えばシャツはリジッド寄りでパンツはユーズド寄りにする、といった調整も効果的です。
ただ、あえて上下ほぼ同じ色のデニムで揃える着こなしも今っぽくて面白いです。ワントーンでまとめると単調になりそうですが、質感の違うアイテム(ニットの帽子やレザーの小物)を1点差し込むだけで一気に垢抜けます!迷ったら濃淡を分ける、遊びたいなら質感で差をつける、この2択で考えるとまとめやすいと思います。
シワの活かし方、味として楽しむかピシッと着るか
デニムシャツは他の素材のシャツと違って、多少のシワがむしろ様になる珍しいアイテムです。
きれいめに寄せたい日は、軽くアイロンをかけて襟と前立てだけシャキッとさせておくと印象が締まります。逆にカジュアルに着崩したい日は、洗濯後に軽くしわを伸ばす程度でそのまま着てしまって問題ありません。他の素材ならシワはだらしなく見えがちですが、デニムだとそうでもなくて〜、クシャッとした質感がむしろこなれ感につながるので、無理にパリッとさせなくていいのがラクなところです。
保管するときはハンガーにかけておくと型崩れしにくく、たたんでしまうと畳みジワが変な場所につくことがあります。生地が厚手のものほどシワが残りやすいので、気になる人はハンガー保管を基本にしておくと扱いやすいです。これだけで見た目の印象がかなり変わるので、ぜひ試してみてください!
首元・襟元のヘタりと透け対策
デニムシャツを長く着ていると、どうしても出てくるのが首元と襟元のヘタりです。
襟の裏側は肌に触れる部分なので、汗や皮脂で色が変わりやすく、生地もクタッとしやすい場所です。気になってきたら、着用後に軽く陰干しして湿気を飛ばしておくだけでも進みを遅らせられます。ボタンダウンタイプなら襟のヨレも目立ちにくいので、首元のヘタりが気になる人はそちらを選ぶのもひとつの手です!洗濯のたびに軽く襟を整えておくクセをつけておくと、長く使ってもだらしなく見えにくくなります。
薄手のデニムシャツの場合、色落ちが進むと生地が薄くなって透けが出てくることもあります。白Tやタンクトップをインナーに仕込んでおけば透け対策になりますし、逆にあえて透け感を活かしてこなれた雰囲気を出す着こなしもあります。気になるなら厚手を選ぶ、透けを味として楽しむなら薄手を選ぶ、くらいの気持ちで向き合えば十分です。マジでどちらも正解なので、好みで選んでください。
気をつけたいこと
デニムシャツでやりがちな失敗のひとつが、サイズを大きめに選びすぎることです。
オーバーサイズはこなれて見える一方、大きすぎると野暮ったく着られてしまうこともあります。気になるなら肩幅だけジャストに合わせて、丈と身幅で少し余裕を持たせるくらいが無難です。ただ、あえて2サイズ上をゆったり羽織って抜け感を出す着こなしも今っぽくて面白いので、これは好みで選んでいいところです!
もうひとつは、ボタンを開けすぎること。胸元を開けすぎると清潔感が損なわれやすいので、開けるのは上から1〜2個までにしておくのが無難です。それと全身をデニムだけでまとめて色も素材もほぼ同じにしてしまうパターンも単調になりがち。気になるなら濃淡を分けるか、パンツだけ別素材にすると全体が締まります。
個人的に思うこと
僕がデニムシャツを気に入っているのは、1枚でここまで着回せるアイテムがなかなかないからです。
一枚でシャツとして着ても、インナーとして仕込んでも、羽織りとしてざっくり重ねても様になる。しかも着るほど色が育っていくので、他のアイテムみたいに劣化を気にしなくていいのも気楽なところです。デニムパンツと合わせるもよし、スラックスできれいめに寄せるもよし。とりあえず1枚持っておけば、コーデに困ったときの逃げ場になってくれます。
デニムシャツをお探しでしたら、是非参考になさってみて下さい!

