春が近づくと真っ先に手に取りたくなるのが薄手カーディガンです。ジャケットほど気合いが入らないのに、羽織るだけで一気に「ちゃんとしてる人」に見える便利な一枚。肩からサラッとかけたり、首から巻いたり、袖をロールアップしたりと着こなし方も色々あります。Tシャツやカットソーの上に重ねるだけで春夏らしい軽さが出るのが魅力ですが、生地が薄い分だけ透けやシワ、首元のヘタりが気になりやすいのもこのアイテムの悩みどころ。というわけで今回は、薄手カーディガンの選び方から羽織りとしての使い方、インナーとの合わせ方、気をつけたいことまでまとめてご紹介していきます!
薄手カーディガンが春夏の羽織りとして便利な理由
薄手カーディガンが重宝されるのは、脱ぎ着の自由度がとにかく高いからです。
朝晩はまだ肌寒くても、日中は上着がいらないくらい暖かくなる。そんな季節の変わり目にジャケットだと重たいし、ノーアウターだと少し物足りない。薄手のカーディガンならその中間を埋めてくれます。バッグに入れても場所を取らないので、電車や店内の冷房対策として持ち歩けるのも大きいです!
もうひとつの理由は、Tシャツやカットソーだけだと寂しく見える胸元を、羽織るだけで簡単にレイヤードっぽく見せられること。ジップアップパーカーだとカジュアルに寄りすぎるし、シャツだとかっちりしすぎる。薄手カーディガンはちょうどその中間に立っているので、デニムでもスラックスでも合わせやすいんです。
ドメブラ的にはここでも基本はシンプルに。カーディガンを主役にしすぎず、白か黒のTシャツをベースにして、カーディガンの色をどこか1点だけ効かせる。これだけで十分に様になります!
選び方の基準(素材・編み方・色)
薄手カーディガンといっても、素材と編み方でかなり印象が変わります。
| 素材・編み方 | 特徴 | 相性のいいコーデ |
|---|---|---|
| コットンニット | さらっとした肌触りで通気性が良い | Tシャツ、デニム |
| コットンシルク | 上品な光沢が出て高級感がある | スラックス、白パンツ |
| リネン混 | 涼しげでナチュラルな質感 | ワイドパンツ、ショーツ |
| メッシュ・ワッフル編み | 目が粗く軽い着心地 | カットソー、ジョガー |
コットンニットは一番失敗が少ないタイプです。カジュアルにもきれいめにも寄せられるので、初めて薄手カーディガンを買うならここから選ぶと使いやすいです。変に冒険しなくていいので気が楽で〜、迷ったらまずこれを選んでおけば間違いないです。コットンシルクは光沢がある分、少しキレイめに寄りたい日向き。スラックスや白パンツと合わせると大人っぽくまとまります。
色はやっぱり白黒ベースが使い勝手を左右します。ネイビーやグレーは主張しすぎずどんなボトムにも馴染むので、1枚目に向いています。そこに慣れてきたら、イエローやレッドみたいな差し色を1枚投入すると、コーデ全体がぐっと今っぽくなります!差し色は多くても2箇所までに抑えるのがドメブラ流。カーディガンとキャップで色を拾う、くらいがちょうどいいバランスです。
丈感も選ぶポイントで、腰くらいの短めはデニムやスラックスと相性が良く、少し長めの丈はリラックスした雰囲気を出したいときに向いています。
羽織りとしての使い方
薄手カーディガンの面白いところは、着方そのものを何パターンも選べることです。
一番シンプルなのは普通に袖を通して羽織る形。これだけでもTシャツ一枚よりぐっと様になります。もう少し崩したいなら、肩からただかけるだけの着方もあり。袖を通さないので、腕を動かしやすいし、こなれた雰囲気が出ます!
最近また見かけるようになったのが「プロデューサー巻き」。カーディガンの両袖を首の前で軽く結んで、スカーフのように巻くスタイルです。トップスは白系、パンツは無地でまとめて、カーディガンだけ明るめの色にすると決まりやすいです。ちょっと勇気がいる着方ですが、やってみると意外とサマになります。最初は「これ変じゃないか」と思うかもしれませんが、そうでもなくて〜、街で見かけてもわりと自然に馴染んでいます。
腰に巻くパターンも定番。ワイドパンツや無地のパンツに巻くと、腰まわりに視線が集まって脚長効果も出ます。ただ、巻きすぎるとうるさく見えるので、上下はシンプルにまとめておくのが無難です。
インナーとの合わせ方
薄手カーディガンは、中に何を着るかでほぼ印象が決まると言ってもいいくらい重要です。
一番使い勝手がいいのは、白か黒のTシャツやカットソーを一枚合わせる形。カーディガンの色がどんな色でも、インナーが白黒なら喧嘩しません!柄物のインナーを使いたいときは、カーディガンの方を無地にしておくとバランスが取れます。
前を開けて着るなら、インナーが主役になる分だけ丈と首元の形にも気を配りたいところ。Vネックのインナーならカーディガンの襟元からのぞく面積が広くなって抜け感が出ますし、クルーネックならもう少しカジュアルにまとまります。
逆に、ボタンを全部留めて一枚着として使う日もアリです。この場合はカーディガン自体がトップスの主役になるので、インナーはあえて見せない前提で選ぶと収まりがいいです。薄手のカーディガンをTシャツの上にただ乗せるだけでなく、こうやって主役を入れ替えられるのもこのアイテムの懐の深さだと思います。
袖のまくり方で印象を変える
薄手カーディガンは、袖の扱い方ひとつで一気にこなれて見えます。
一番手軽なのはワンロール。手首がちょっと見える程度に一回だけ折り返す方法で、きちんと感を残しつつ抜け感も出ます。もう少し崩したいなら二回ロールして肘に近いところまで上げるとカジュアル度が上がります。七分袖くらいまで上げると、前腕が見えて男らしい印象になるので、暑くなってきた時期には特におすすめです!
まくるときの注意点はシワです。リネン混の素材は特にシワが入りやすいので、雑にまくるとヨレヨレに見えてしまうことも。折り返す幅を揃えて、内側にきちんと畳み込むだけでずいぶん印象が変わります。逆に、コットンシルクみたいな光沢のある素材はシワが目立ちにくいので、まくる頻度が多い人にはこちらの方が扱いやすいかもしれません。
素材による透け感の違い
薄手カーディガンならではの悩みが、透け感の扱いです。
目が詰まったコットンニットは透けにくく、普段使いしやすいタイプ。逆にメッシュやワッフル編みのように目が粗い編み方は、光にかざすとインナーがうっすら見えるくらい透けます。これを「安っぽい」と捉えるか「季節感がある」と捉えるかで選び方が変わってきます。
個人的には、透け感は悪者じゃなくて武器です!白のカットソーを一枚合わせて、あえて透けさせることで夏らしい軽さを出すのも全然アリ。ただし、透け感を活かすならインナーの色選びは慎重に。派手な色や柄物を合わせると透けた瞬間にごちゃついて見えるので、白か黒のシンプルなインナーで受け止めるのが鉄板です。
汗染みが気になる人は、速乾素材のインナーを一枚仕込んでおくと安心です。カジュアルにアウトドアの機能を混ぜるのはドメブラの得意技なので、見た目は普通のカットソーでも中身は速乾ドライ素材、みたいな選び方をしておくと真夏でも快適に着られます。
パンツ別の着こなし
薄手カーディガンは合わせるパンツによって表情がかなり変わります。
デニム
一番失敗しない組み合わせです。濃色デニムなら全体が引き締まってきれいめに、色落ちしたライトデニムならカジュアルで軽快な印象になります。裾を少しロールアップして足首を見せると、カーディガンの軽さとバランスが取れます!
スラックス
薄手カーディガンが一番きれいに見える相手です。光沢のあるコットンシルク素材と合わせると、ジャケットほど硬くならずに大人っぽくまとまります。丈は長すぎない方が、スラックスのシルエットを邪魔しません。
ワイドパンツ
太めのシルエットにはゆったりした薄手カーディガンがよく合います。上下ともにボリュームがあると着膨れして見えがちなので、カーディガンの色をパンツより薄くするか、逆にはっきりした差し色にすると、もたつかずにまとまります。
気をつけたいこと
薄手カーディガンでまず起きがちなのが、透けすぎて下着やインナーの柄が丸見えになること。目の粗い編み地は特にこれが起きやすいです。気になるなら、目が詰まったコットンニットを選ぶか、無地の白黒インナーで受け止めるのが無難です!ただ、あえて透け感を活かして季節感を出す着こなしも面白いので、透けること自体を気にしすぎなくて大丈夫です。
もうひとつはシワです。薄い生地は畳んでバッグに入れっぱなしにするとすぐにシワが入ります。地味に見落としがちなポイントで〜、気づいたときには結構クシャッとなっていたりします。気になるなら畳まずハンガーにかけておくか、リネン混よりコットンニットを選ぶとシワが目立ちにくいです。とはいえ、少しクシャッとした風合いをこなれ感として楽しむ着こなしもあるので、パリッとさせすぎなくても大丈夫です。
最後に首元・襟元のヘタりです。毎日のように脱ぎ着していると、襟元がだんだん伸びてくたっとしてきます。フックに引っ掛けて保管するより、畳んで置くか、平置きで干す方が型崩れを防げます。多少ヘタってきたカーディガンにも味があるので、ヨレを全部悪者にしなくてもいいですが、明らかに伸びきったと感じたら買い替えのサインです。
薄手カーディガンは1枚あるだけで春夏コーデがラクになる
薄手カーディガンを推す一番の理由は、コーデの引き出しが一気に増えることです。
Tシャツ一枚だと寂しいと感じる日も、羽織るだけでレイヤードっぽく見える。羽織り方も普通に着る、肩にかける、巻くと何通りも選べるので、1枚で何役もこなしてくれます。朝夜の気温差にも対応できて、冷房対策にもなる。ジャケットより気軽に持ち歩けるのに、ちゃんとおしゃれに見えるのがこのアイテムの一番の強みです!
今シーズン薄手カーディガンをお探しでしたら、是非参考になさってみて下さい!

