帰省と初詣の服装!メンズは親戚の前と屋外で並ぶ時間を1セットで両立

玄関の上がり框に置いたベージュのコート、ネイビーのニット、灰色の手袋と茶色の革靴

帰省と初詣の服装は、1セットで両方をこなせます。家の中や親戚の前で見られる「きちんと感」と、屋外で長く並ぶための「防寒」。この2つは正反対に見えますが、「襟のあるインナー+脱ぎ着しやすいアウター+足元の防寒」で組むと、両立しやすくなります!

帰省では、親や親戚に会う場面があります。初詣では、冷たい風のなかで立ち止まる時間が長くなります。この記事では、場面ごとに求められるものを先に整理して、そのあと1セットでこなす組み方、荷物を減らしたい帰省の持ち物、初詣で気をつけたい点を順に書きます。

目次

場面ごとに、服に求められるものが違う

帰省中は、場面が1日のなかで何度も変わります。まず、どこで何が求められるのかを表にします。

場面求められるもの服の考え方
実家に着いたとき清潔感、きちんと感襟つきのシャツや無地のニット。コートは脱いで玄関に掛ける
親戚が集まる食事座っても楽、汚れが目立たないニット+スラックス。きつい服は避ける
近所を歩く・買い物防寒、動きやすさ羽織れるアウターと、足元の防寒
初詣(屋外で並ぶ)防寒、風を通さないインナーを足し、手袋・マフラーを使う
初詣のあと食事に寄る脱ぎ着のしやすさ店内で暑くならない重ね方

どの場面でも、「脱いだとき」と「着たとき」の両方を考えると、組み立てが楽になります。家の中ではアウターを脱いで、ニットとスラックスで過ごします。外ではそこにコートかダウンを足します。この考え方は、冬のデートの服装の記事でも書いた「中を主役にする」と同じです。

帰省先で見られる服は、襟とニットで整える

帰省先で一番見られるのは、玄関でコートを脱いだあとの姿です。親や親戚は、細かいブランドよりも、「ちゃんとして見えるか」を気にします。

  • トップス:襟のあるシャツに、無地のニットを重ねる。ニットの下から襟がのぞくと、それだけでちゃんとして見える
  • ニットの色:ネイビー、グレー、ベージュなど落ち着いた色。派手な柄は避ける
  • パンツ:スラックスかチノ。ジーンズなら色が濃く、ダメージのないもの
  • 靴下:穴や毛玉がないもの。畳の部屋や座敷では、靴下も見られる
  • におい:何日か実家に泊まるなら、同じニットを毎日着ない。2枚を交代で

ニットは、サイズで見え方が大きく変わります。シャツの上に着るときの選び方はニットのサイズ感の記事にまとめました。清潔感の基本は清潔感のある服装の7つのチェックで確認できます。

座布団の上に畳んだグレーのニットと白いシャツ、横の湯呑みと黒い靴下

1セットで両方こなす組み方

帰省では荷物をなるべく減らしたいので、1セットで家の中も初詣もこなせると助かります。基本は、下の3段階です。

  • 中:襟つきのシャツ+無地の薄手ニット(家の中で見られる姿)
  • 足す:薄手のインナーダウン、または保温性のあるインナー(外で寒いときだけ)
  • 外:脱ぎ着しやすいコート、またはダウン(玄関で脱いで、外では着る)

帰省先に着いて最初にすることは、玄関でコートを脱ぐことです。この一瞬が、親戚の目に一番入ります。中のニットとシャツがきれいに整っていれば、その後の時間もずっと楽に過ごせます!

このとき、アウターは「前を開けて着られるもの」にします。ファスナーが長くて着脱に手間のかかるアウターは、玄関で何度も着たり脱いだりする帰省には向きません。ボタンやファスナーが楽なものを選ぶと、毎回の動きが楽になります。

コートとダウンのどちらを持っていくかは、コートかダウンかを決める3つの基準が参考になります。薄手のダウンをコートの下に仕込む方法は、11月の服装の記事にも出てきます。

組み合わせの例を3つ

  • 白シャツ+ネイビーのニット+グレーのスラックス+チャコールのコート:実家ではコートを脱ぐだけで整い、初詣はコートの下にインナーを足す
  • 襟つきのシャツ+ベージュのニット+濃い色のチノ+黒のダウン:座る時間が長い帰省向き。外で長く並ぶ初詣にも強い
  • 薄手のタートルネック+グレーのジャケット+黒のスラックス+ロングコート:親戚が集まる席で、少しきちんとしたい日に

どの例も、色を3色以内におさえてあります。帰省の荷物が多いと、組み合わせを考える余裕がなくなりがちです。あらかじめ「この3つの組み合わせで回す」と決めておくだけで、荷造りも当日の朝も、ずいぶん楽になります!

帰省中は、実家の手伝いで動くことも多いものです。年末の大掃除や片付けをするなら、汚れてもよいトレーナーや動きやすいパンツも1着あると安心です。実家に置いてある服を借りる手もありますが、親戚が来るときは着替える準備もしておきましょう。

初詣は、立ち止まる時間の防寒が勝負

初詣では、歩いている時間より、立ち止まって待つ時間のほうが長いことがあります。境内に入るまでの列、おみくじ、お参りの順番待ち。動かない時間は体が冷えるので、防寒の工夫が効いてきます。

  • 足元:靴下を1枚厚くする、または保温インソールを敷く。足先は一番冷えやすい
  • 手:手袋は、スマホを触るために指先が出せるタイプや、スマホ対応のものが便利
  • 首:マフラーかネックウォーマーで、首元の隙間を塞ぐ
  • 腰まわり:インナーダウンやロング丈のアウターで、風が入るのを防ぐ
  • ポケット:両手を入れられる深さのあるものが楽

手袋やマフラーの使い方は、足元と組み合わせるともっと効きます!手袋の選び方は手袋のサイズ選びの記事に、マフラーの巻き方はマフラーの巻き方の記事にまとめてあります。

初詣には、全国共通の服装の決まりがあるわけではありません。普段着で参拝する人も多くいます。ただし、ご祈祷を受けるなどで本殿に上がる場合は、神社ごとに案内が違います。事前に参拝する神社の案内や、受付の掲示を確認しておくと安心です。

混雑する時間帯は、元日の昼前後や、三が日の午後に集中しやすいと言われます。早朝や夜、または三が日をずらして行くと、待ち時間が短くなることがあります。待つ時間が短ければ、その分だけ防寒の負担も軽くなります!

石畳に置いたネイビーのダウンの袖に掛けた革の手袋とグレーのマフラー、茶色のブーツ

帰省の荷物は、服を絞って軽くする

帰省は、荷物の少なさがそのまま移動の楽さにつながります。服は、「着回せるもの」だけに絞って持っていきます。

  • トップス:襟つきのシャツ1〜2枚、無地のニット2枚。色は同系色にして、どれを組み合わせても形になるように
  • パンツ:スラックスかチノを1〜2本。1本は穿いていく
  • 羽織り:コートかダウンを1着。着ていく
  • 防寒小物:手袋、マフラー、薄手のインナーダウン。すべて小さくたためる
  • 靴下:日数分。座敷や畳の部屋で見られる前提で、穴や毛玉のないものを

たたみ方は、シャツやニットを丸めて入れる「ロール」にすると、シワが付きにくく、すき間にも入ります。ジャケットやコートは、カバンに入れるより、着ていくほうが荷物が減ります。

移動中は、新幹線や飛行機で温度の差が大きくなります。暑いときに脱げるよう、重ね着を中心にしておくと、体温の調整が楽です!

実家の室内は、意外と冷える場所がある

実家に着いてからも、服の悩みは続きます。家によっては、居間は暖かくても、廊下、トイレ、脱衣所、客間などが冷えやすいことがあります。普段自宅で使っている暖房のない部屋が少ない人ほど、寒さが堪えるかもしれません。

  • 室内でも羽織れる薄手のカーディガンやフリースが1枚あると、移動のたびに着替えなくて済む
  • 靴下は厚めのもの、またはルームソックスを1足持っていく
  • ニットの下に着るインナーは、薄手で保温性のあるものを選ぶと、暖房の効かない部屋でも楽
  • 就寝時の服も、薄手のスウェットなど、重ね着できるものを

カーディガンの選び方はカーディガンの選び方の記事が参考になります。重ね着で着膨れしない順番は重ね着の基本の記事にまとめました。

初詣で、見落としやすい持ち物と足元

初詣では、人が多く、歩きにくい場所を通ります。服以外の準備も、快適さを左右します。

持ち物・足元役に立つ場面選ぶポイント
歩きやすい靴砂利、石畳、階段が多い境内靴底に凹凸があり、ヒールの低いもの。サンダルは避ける
脱ぎ履きしやすい靴ご祈祷などで靴を脱ぐとき紐を締め直さなくても履けるもの。靴下の穴も確認
小さめのカバン人混みで両手を空けたいとき斜めがけやボディバッグ。口がしっかり閉まるもの
使い捨てカイロ列に並んで冷えたときポケットや腰に。直接肌に貼らない
傘・雨具雨や雪の日濡れた足元は滑りやすい。靴底も確認

雪が降る地域や、凍った道を歩く可能性がある場合は、靴底の確認が必要です。靴底が滑りやすいと、人混みのなかでは転んだときに周りの人にも迷惑をかけてしまいます。

よくある疑問

初詣は、いつまでに行けばいい?

一般的には、松の内(1月7日までとする地域が多い)に行くものとされています。地域や神社によって、期間の考え方が違うこともあります。気になる場合は、参拝する神社の案内を確認してください。三が日の混雑を避けて、少し日をずらして行く人もいます。

実家で着る服と、初詣用の服は分けたほうがいい?

分ける必要はありません。家の中ではコートとインナーを外して、外ではそれを足す。この着脱で、1セットで足ります。着替えの回数が少ないほど、荷物も軽くなります!

帰省は何泊でも、服は何セットあればいい?

基本のセットを1つと、予備のニットとシャツを1枚ずつ持っていけば、数日は十分に回ります。靴下と下着は日数分。汚れが気になったら、その場で洗える範囲にとどめるのがおすすめです。

お年玉や手土産を渡すとき、服で気をつけることは?

渡す場面では、コートを脱いで、ニットとシャツの姿で向き合います。ポケットに入れた財布やスマホで服の形が崩れていないか、袖口が汚れていないかを見ておくと、きちんと感が違います。

雪や雨の日の初詣は、何を気をつける?

一番気をつけたいのは、足元です。靴底の凹凸が少ない靴は、石畳や階段で滑りやすくなります。雨なら撥水のアウター、雪なら防水の靴と、替えの靴下が安心です。無理をせず、天気の良い日にずらすという選択もあります!

喪中のときは、初詣に行ってもいい?

喪中の過ごし方や初詣の考え方は、地域や神社、家庭によって違います。気になる場合は、家族や参拝する神社に相談してください。

親戚の集まりに、ダウンのまま入っていい?

玄関で脱いで、室内に入るのが基本です。脱いだときの下の服がきれいに見えるように、ニットや襟のシャツを整えておきます。コートやダウンは、玄関先で軽くホコリを払ってから、預けるか、決められた場所に掛けましょう。濡れていたら、先に一言断ってから拭くと、家の人にも気持ちよく迎えてもらえます。

帰省も初詣も、脱いだときと着たときの両方を考える

帰省と初詣の服装は、「襟のあるインナー+脱ぎ着しやすいアウター+足元の防寒」の1セットで、どちらもこなせます。家の中ではアウターを脱いで、ニットとシャツで整える。外では、インナーとアウターを足して、足元と首元を暖める。この着脱の考え方さえあれば、場面ごとに服を持ち歩く必要はありません!

僕の考えでは、帰省の服装で一番大切なのは、「ちゃんとしている」と感じてもらえることです。高い服やブランドよりも、清潔感とサイズが合っていることのほうが、親や親戚の印象に残ります。そのうえで、初詣では寒さに負けない足元と首元を足す。それだけで、年末年始はずっと快適に過ごせます!

帰省と初詣の服装に迷っているなら、是非参考にしてみてください!

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この記事を書いた人

「何を買えばいいか分からない」。昔、外見でつまずいたときの僕がそうでした。そこから服の力に気づいて、DOMEBRAでは、カジュアルにアウトドアやストリート、ドメブラを混ぜた着こなしを軸に、選び方から合わせ方まで紹介しています。

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