白いスニーカーを洗って、きれいになったと思って干しておいたら、乾いたころには全体がうっすら黄色くなっていた。洗う前より汚く見える。これ、かなりがっかりします。白スニーカーの黄ばみには、洗ったあとに出る黄ばみと、ソールがじわじわ黄色くなる黄ばみの2種類があって、原因も対処もまったく別です。この記事では、それぞれの原因と戻し方、そして黄ばませない洗い方と乾かし方をまとめていきます!
黄ばみは2種類。原因が違う
まず、自分のスニーカーの黄ばみがどちらなのかを見分けます。洗って乾かしたあとに、布の部分やアッパー全体が黄色っぽくなった。これは洗い方や乾かし方が原因の黄ばみです。
一方、洗っていないのに、時間がたつにつれてゴムのソールが黄色くなってきた。これは素材そのものの変化による黄ばみです。こちらは洗っても落ちないことが多く、考え方を変える必要があります。
| 黄ばみの種類 | 出る場所 | 主な原因 | 対処の方向 |
|---|---|---|---|
| 洗ったあとの黄ばみ | 布やアッパー全体 | すすぎ不足、乾かし方(日光・熱)、漂白剤の使い方 | 原因を取り除いて洗い直す・次から防ぐ |
| ソールの経年の黄ばみ | ゴムのソール | 素材の経年劣化 | 落とすより、進ませない |
| 白革の黄ばみ | レザーのアッパー | 汚れの蓄積や経年 | 白革用のローションで目立たなくする |

洗ったあとに黄ばむ原因
一番多いのは、すすぎ不足
複数のメーカーが共通して挙げているのが、すすぎ不足です。コンバースのお手入れページには、特に白物はすすぎが不十分だとシミや黄変の原因になる、と書かれています。エステーも、シューズの繊維に洗剤が残ると黄ばみの原因になるので、きちんとすすいで洗い流すよう案内しています。
ムーンスターは、洗剤が多すぎたり、すすぎが不十分だと変色の原因になるので、記載されている使用量を守るよう書いています。汚れをしっかり落とそうとして洗剤を多めに使うほど、すすぎきれずに残りやすくなる、ということです。
直射日光や熱で乾かす
もうひとつが乾かし方です。コンバースは、直射日光やストーブ、乾燥機で乾かすと変形や縮み、変色の原因になるとしています。ムーンスターも、直射日光やドライヤーでの乾燥は変色や変形の恐れがあるので避けるよう案内しています。早く乾かそうとベランダの日なたに干すのは、白スニーカーには逆効果です。
漂白剤や、水洗いできない靴
白くしようとして漂白剤を使うのも注意が必要です。コンバースは、漂白剤や漂白性の強い洗剤を使うと変色や褪色の原因になるとして、キャンバスには中性洗剤を使うよう案内しています。また、エステーの靴用洗剤の注意書きには、水洗いができない靴は黄変の恐れがあると書かれています。そもそも水で洗っていい靴かどうかを、洗う前に確かめておく必要があります。
なお、「アルカリ性の洗剤が残ると黄ばむ」という説明もよく見かけますが、今回調べた範囲では、メーカーの公式な説明としては確認できませんでした。確実に言えるのは、どんな洗剤でも残せば黄ばみの原因になる、ということです。
洗ったあとに黄ばんだときの戻し方
洗ったあとの黄ばみの原因がすすぎ不足なら、考え方はシンプルです。残っている洗剤を取り除けばいい。もう一度水でしっかりすすいで、泡が出なくなるまで流し、日陰で乾かし直します。これは原因から考えた対処で、黄ばみを戻す方法としてメーカーが公式に案内しているものではありませんが、まず試す価値はあります。
酢やクエン酸で中和する方法もよく紹介されていますが、今回調べたメーカーの公式ページでは、黄ばみを戻す方法としての案内は見つかりませんでした。エステーは、洗ったあとに変色した場合は、靴のメーカーにお手入れ方法を確認するよう案内しています。高価なスニーカーや、素材がよく分からないものは、自己流で何度も洗う前に、メーカーに問い合わせてみるのが安全です。
綿素材のスニーカーなら、酸素系漂白剤のつけおきという方法もあります。花王のワイドハイターの公式サイトでは、約40℃のお湯1Lに5gを溶かして30分つけおきし、2時間以上は浸さず、最後に水でしっかりすすぐ方法が案内されています。革や合成皮革、毛や絹の靴には使えないとされているので、素材の確認は必須です。
ソールの黄ばみは、落とすより進ませない
ゴムのソールがじわじわ黄色くなるのは、素材の経年変化です。エステーのスニーカークリーナーの注意書きには、経年劣化によるゴムの黄ばみは落ちない、とはっきり書かれています。洗っても戻らないのは、洗い方が悪いのではなく、そういうものだと考えたほうが気がラクです。
だから、ソールは進ませない方向で考えます。ムーンスターは、長く履かない靴はジッパー付きのポリ袋に入れて保管すると、風化による黄ばみやソールの劣化から守れると案内しています。M.MOWBRAYのソール用の保護ローションは、定期的に塗ることでひび割れや黄ばみなどの劣化を防ぐ、と説明されています。
白革のスニーカーのアッパーが黄ばんできた場合は、コロンブスのホワイトニングローションのような、白革用の補色クリーナーという手もあります。漂白するのではなく、顔料で色を補って黄ばみを目立たなくするタイプです。
黄ばませない洗い方
一番いいのは、最初から黄ばませないことです。洗う前に、靴ひもと中敷きを外して、乾いたブラシでホコリや泥を落としておきます。洗剤は記載された量を守って、ブラシでこすったら、泡が出なくなるまでしっかりすすぎます。
洗剤を選ぶなら、靴の素材に合ったスニーカー用のものが安心です。コロンブスのスニーカー用シャンプーには、革も布も洗えるタイプがあり、流水でよくすすいで、吸水性の高いクロスで拭き、風通しのいい日陰で乾かすよう案内されています。
すすぎは、思っているより長めに。キャンバスは洗剤を含みやすいので、手で押して泡が出なくなるまで流します。ここをしっかりやるだけで、洗ったあとの黄ばみはかなり防げます!
キャンバスとレザーで、洗い方を変える
同じ白スニーカーでも、キャンバスとレザーでは洗い方が違います。キャンバスは水洗いが前提の素材なので、ブラシと洗剤で洗って、しっかりすすげます。一方で、レザーは水に濡らしすぎると硬くなったりシミになったりするので、水をたっぷり使う洗い方には向きません。
コロンブスのスニーカー用シャンプーには、天然皮革も布も洗えるオールマテリアルのタイプがあり、レザーのスニーカーにも使えると案内されています。水を使いたくない場合は、エステーの水のいらないスニーカークリーナーのように、合成皮革や天然皮革、ゴムやキャンバスに使えると書かれたタイプもあります。ただし、エステーはこの製品でも、経年劣化によるゴムの黄ばみは落ちないと明記しています。
どちらの素材でも共通なのは、洗う前に、その靴が水洗いできるかを確かめることです。靴のタグや、メーカーのお手入れページに書かれていることがあります。分からないときは、水を使わない方法から試すほうが安全です。
黄ばませない乾かし方
乾かし方は、どのメーカーもほぼ同じことを言っています。風通しのいい日陰で乾かすこと。コンバースもアシックスも、風通しのよい日陰での乾燥を案内しています。
形を整えるために、中にタオルや紙を詰めておくのも効果的です。ムーンスターは、中に不要なタオルなどを詰めて形を整えて干すと、水気がきれやすく変形も防げるとしていて、かかとを下にして壁に立てかける干し方を案内しています。ナイキは、新聞紙を隅々まで詰めて、湿ってきたら交換するよう書いています。
急いでいても、ドライヤーやストーブで乾かすのは避けてください。時間はかかりますが、日陰でゆっくり乾かすのが、白さを保つ一番の近道です〜。

そろえる道具は4つ
白スニーカーの手入れは、洗う、払う、白革を整える、ソールを守る、の4つの道具があれば一通りできます。下の表は、メーカー公式サイトで対応素材と容量を確認できたものに絞って並べました。僕が使ったうえでの感想ではなく、公式の表示をもとにした比較として見てください。
| 役割 | 製品名 | 用途の公式表記 | 容量・サイズ | 液性・素材 |
|---|---|---|---|---|
| 洗う | コロンブス スニーカーケア リキッドシャンプー オールマテリアル | 天然皮革(ツヤ革・起毛革)、キャンバス、布地、ナイロン、ビニール、合皮 | 150mL | 弱酸性 |
| ホコリ・泥を払う | M.MOWBRAY SPORTS クイックブラシ | スポーツシューズ・スニーカー。メッシュ部分や隙間のホコリ、泥落とし | — | 豚毛 |
| 白革の黄ばみを目立たなくする | コロンブス スニーカーケア ホワイトニングローション | 白革(ツヤ革の天然皮革、合成皮革)。起毛革・布地には不可 | 150mL | 乳化性 |
| ソールを守る | M.MOWBRAY SPORTS スニーカーソール ガード | スニーカー・スポーツシューズのソール。無色 | 100ml | — |
表の「—」は、公式サイトに記載がなかった項目です。最初にそろえるなら、シャンプーとブラシの2つで十分です。白革のスニーカーを持っているならホワイトニングローションを、長く履きたい1足があるならソールガードを足す、くらいの考え方で大丈夫です。
洗う前にできる、汚れ防止
洗う回数が減れば、黄ばむきっかけも減ります。新品のうちに防水スプレーをかけておくと、汚れが繊維に入り込みにくくなり、ブラッシングで落とせる汚れが増えます。コロンブスのスニーカー用の防水スプレーは、20〜25cm離して1足約5秒かけ、5〜10分程度で色が戻ると案内されています。防水スプレーの選び方は、防水スプレーの選び方!フッ素とシリコンの違いを素材別に比較も参考にしてみてください。
履いたあとに、乾いたブラシでさっと払う習慣も効きます。泥や砂は、乾いているうちに払えば、洗わなくてもかなり落ちます。洗うのは汚れがたまってきたときだけ、くらいの頻度で十分です。
白いままの1足は、それだけで効く
白スニーカーの黄ばみは、洗ったあとに出るものと、ソールが経年で黄ばむもので、原因も対処も別です。洗ったあとの黄ばみは、すすぎと乾かし方でかなり防げます。ソールの黄ばみは、落とすより進ませない。この2つを分けて考えるだけで、無駄に洗いすぎて傷めることがなくなります。
黒のスラックスに白のニット、足元に白のスニーカー。白がきれいなだけで、シンプルな服が一気に清潔に見えます。白スニーカーのすっきりした合わせ方は、白ローカットスニーカーで作る、すっきりキレイめコーデの作り方も参考にしてみてください。
白スニーカーの黄ばみに困っているなら、是非参考にしてみてください!

