ニット帽が似合わないメンズへ!丸顔でも直せる深さ・折り返し・被る位置

玄関のフックに掛けたチャコールのニット帽と、黒のウールコートにかけたグレーのマフラー、ベンチの黒の手袋

ニット帽、被った瞬間に鏡から目をそらしたくなったことはありませんか?頭が小さく見えすぎる、顔が大きく見える、なんだか子どもっぽい。自分は丸顔だから、顔が大きいから似合わないんだ、と諦めてしまう人は多いです。でも、ニット帽が似合うかどうかを決めているのは、顔の形よりも被り方のほうです。今回は、手持ちのニット帽でもすぐに直せる、深さ・折り返し・被る位置の調整についてまとめてご紹介します!

目次

似合わない原因は顔ではなく、深さと被る位置

ニット帽の記事を探すと、丸顔なら◯◯、面長なら◯◯、と顔の形で分けた選び方がたくさん出てきます。参考にはなりますが、自分の顔の形を正確に判断するのは意外と難しいですし、同じ顔の形でも似合う人と似合わない人がいます。

差を生んでいるのは、ニット帽が顔のどこまでを覆っているかです。深く被りすぎて眉が隠れると、顔の見える面積が小さくなって、顔の下半分が大きく見えます。浅く頭に乗せるだけだと、頭のてっぺんが細くとがって見えて、顔が大きく見えます。どちらも、顔の形ではなく被る位置の問題です。

つまり、ニット帽が似合わないと感じたら、まず被る位置を変えてみる。新しい帽子を買うのは、そのあとで十分です。

もうひとつ、似合わないと感じる原因に「見慣れていない」もあります。帽子を被った自分の顔を見る機会が少ないので、最初は誰でも違和感があります。被り方を整えたら、数日はそのまま出かけてみてください。3日もすれば、鏡の中の自分に目が慣れてきます!

直すところは4つ(深さ・折り返し・眉との距離・耳)

見直すところは、帽子の深さ、折り返しの幅、眉との距離、耳を出すかどうかの4つです。どれも、鏡の前で数分あれば試せます。

直すところ似合わないときに起きていること直し方
深さ頭に乗っているだけ、または目元まで覆っている頭の形に沿って、耳の上あたりまで被る
折り返しの幅幅が太すぎて顔の上が重い、細すぎて間延びするおでこの見え方に合わせて幅を調整する
眉との距離眉が隠れて顔が暗く見える眉の上に指1本ぶんのすき間をあける
耳耳が全部隠れて、頭が丸く大きく見える耳の上半分を出す、または全部出す

4つ全部を一度に変える必要はありません。いちばん効くのは眉との距離なので、まずはそこから。眉が見えるだけで、顔が明るく見えて、印象がかなり変わります!

試すときは、正面だけでなく、斜め45度くらいからも鏡で見てください。人から見られるのは、正面より斜めや横からのほうが多いです。正面ではちょうどよくても、横から見ると頭の後ろが平らにつぶれていたり、帽子のてっぺんがとがっていたりすることがあります。スマホのインカメラで横顔を撮ってみると、自分では見えない角度が分かります。

テーブルに並べた浅めのネイビーのニット帽と、折り返しのある深めのネイビーのニット帽、グレーのマフラー

浅め・深めの選び方

ニット帽には、浅めに作られたものと、深めに作られたものがあります。浅めは耳の上で止まるくらいの短いタイプで、頭にちょこんと乗る形。深めは耳まで覆えるくらいの長いタイプで、被り方を変えて楽しめる形です。

初めての1つなら、深めを選んで、折り返しで深さを調整するのがおすすめです。深めのニット帽は、折り返しを太くすれば浅く、細くすれば深く被れるので、自分にちょうどいい位置を探しやすいです。浅めのタイプは、すっきりした見た目がかっこいい反面、頭の形がそのまま出やすく、慣れないうちは扱いが難しいこともあります。

通販で選ぶときは、商品写真で帽子を平らに置いたときの高さを見ておきます。高さがあるものほど深め、低いものほど浅めです。着用写真があれば、耳がどこまで隠れているかも確認しておくと、届いてから「思ったより浅い」となりにくいです。

顔が大きく見えるのが気になる人ほど、深めのものを頭の後ろ側に少したるませて被ると、頭の上に丸みができて、顔とのバランスが取りやすくなります。頭にぴったり張り付かせないのがコツです〜。

サイズ選びも見ておきたいところです。頭まわりがきついニット帽は、被った瞬間に頭の形をくっきり見せてしまいます。少しゆとりがあって、被ったあとに位置を動かせるくらいのものを選ぶと、深さや折り返しの調整がしやすいです!

折り返しの幅で、顔の見え方が変わる

折り返しのあるニット帽は、その幅で顔の見え方が変わります。折り返しが太いと、おでこのあたりに横の帯ができて、顔の上がきゅっと締まります。顔が長く見えるのが気になる人は、太めにすると縦の長さが目立ちにくいです。

逆に、折り返しが細いと、帽子の上のほうの面積が増えて、縦に長いシルエットになります。顔が丸く見えるのが気になる人は、細めに折り返して、帽子のてっぺんに少し高さを出すと、顔の丸さがやわらぎます。

折り返しの幅は、正面だけでなく横からも鏡で見て決めます。横から見て、折り返しがおでこに対して斜めに上がっているくらいが、こなれて見えます。きっちり水平にすると、少し真面目すぎる印象になります。

折り返しのないタイプのニット帽なら、被る深さそのもので調整します。深く被ると折り返しが太いときに近い締まった印象に、浅く被ると細いときに近い軽い印象になります。折り返しがあるかないかより、おでこがどれくらい見えているかで考えると分かりやすいです。

眉との距離と、耳を出すかどうか

4つのうちで一番効くのが、眉との距離です。眉が帽子に隠れると、顔の表情が見えにくくなって、暗い印象になります。目安は、眉の上に指1本ぶんのすき間をあけること。おでこが少し見えるだけで、顔全体が明るく見えます。

前髪がある人は、前髪を少し出すと、眉との距離が自然に取れます。前髪を全部帽子に入れると、おでこが帽子とぴったりくっついて、顔が大きく見えやすいです。

耳は、出すか隠すかで印象がかなり変わります。耳まですっぽり隠すと、頭の横幅が広がって、全体が丸く見えます。寒い日は隠したくなりますが、街で過ごす時間が長い日は、耳の上半分だけでも出すと、頭がすっきりします。耳を全部出すと、浅めに被ったときと同じく軽い印象になります。真冬の冷たい風の日は、迷わず耳まで隠していいです。寒さに耐えてまでおしゃれをする必要はありません(笑)

木の棚に置いたボルドーのリブ編みニット帽の折り返しと、奥の生成りのセーター

髪型で、出す場所を変える

ニット帽から髪をどこまで出すかでも、印象は変わります。髪型ごとに、出す場所を1つ決めておくと迷いません。

短髪の人は、もみあげと襟足を少し見せます。全部帽子に入れてしまうと、頭が帽子だけになって、坊主頭のような印象になりがちです。耳の上半分を出す被り方と組み合わせると、もみあげが自然に見えて、すっきりまとまります。

前髪がある人は、前髪を眉の上あたりで少し出します。眉との距離が自然に取れるので、4つの直し方のうち一番効く「眉を見せる」がそのままできます。前髪を帽子の中に押し込むと、おでこが帽子とくっついて、顔の上半分が重く見えます。

髪が長めの人は、襟足や耳まわりの髪を帽子の外に出して、帽子は頭の後ろ側に少したるませて被ります。髪のボリュームが帽子の下からのぞくので、顔まわりに柔らかさが出ます。どの髪型でも、髪をどこか1か所出すと、帽子が頭に貼り付いた感じがなくなります!

編みの厚さも見ておく

ニット帽の編みの厚さも、似合う・似合わないに関わります。薄手で細かい編みのものは、頭の形にぴったり沿うので、頭が小さく見えすぎて顔が大きく見えることがあります。ざっくりした太い毛糸のものは、帽子自体にボリュームがあるので、顔とのバランスが取りやすいです。

顔が大きく見えるのが気になる人は、少し厚みのある編みを選ぶと、帽子が頭の形をそのまま見せず、ほどよく丸みを足してくれます。きれいめの服に合わせるなら薄手、カジュアルな服なら厚手、と使い分けるのもありです。

素材も少しだけ見ておきます。ウールが入ったものは暖かく、表面にほどよいふくらみがあります。アクリルなどの化学繊維のものは、軽くて洗いやすいのが強みです。ウールのチクチクが苦手な人は、肌に当たる部分にコットンを使ったものを選ぶと、おでこや耳まわりがかゆくなりにくいです。

色は服のどこかと揃える

被り方が決まっても、帽子だけが浮いて見えることがあります。原因は色です。ニット帽の色が服のどこにもない色だと、頭だけが別のコーデのように見えます。

直し方はシンプルで、服のどこかと色を揃えます。コート、マフラー、靴、パンツのどれか1つと同じ色にするだけで、帽子がコーデの一部になります。

揃える場所は、帽子から離れているほど効果があります。帽子と靴が同じ色だと、頭と足元がつながって、全身に一本の流れができます。帽子とマフラーのように近い場所で揃えると、顔まわりがまとまって見えます。どちらがいいかは好みですが、帽子が浮くのが気になるなら、まずは離れた場所で揃えてみてください。

服の色ニット帽の色揃える場所組み方の例
黒のコート黒コート黒のコート+グレーのニット+黒のニット帽
グレーのコートチャコールパンツグレーのコート+チャコールのパンツ+チャコールのニット帽
ネイビーのダウン白(オフホワイト)靴ネイビーのダウン+白のスニーカー+白のニット帽
白黒のコーデ差し色(ボルドーなど)マフラー黒のコート+ボルドーのマフラー+ボルドーのニット帽

白黒ベースのコーデに差し色を入れたいなら、ニット帽を差し色にするのもおすすめです。その場合も、マフラーや靴下のどこかに同じ色を少しだけ入れると、帽子だけが浮かずに済みます。迷ったら、黒かチャコールのニット帽を1つ。白黒ベースの服なら、どれと合わせても浮きません!帽子の種類ごとの選び方は、メンズ帽子の種類と選び方!ハットからキャップまでシーン別に解説も参考にしてみてください。

気をつけたいこと

ひとつ目は、室内で脱いだときの髪型です。ニット帽を長く被っていると、髪がぺたんとつぶれて、脱いだ瞬間に一気に崩れます。店や職場に入るときに脱ぐ予定があるなら、髪をスタイリング剤で固めすぎず、手ぐしで戻せる程度にしておくと安心です。

脱いだニット帽は、コートのポケットに丸めて入れておけば邪魔になりません。帽子のてっぺんを内側に押し込んで小さくたためば、ポケットもそれほど膨らみません。

ふたつ目は、毛玉と伸び。ニット帽は頭に被ったり脱いだりを繰り返すので、ほかのニットより伸びやすく、毛玉もできやすいです。伸びてゆるくなると、どの位置で被ってもずり落ちてくるので、似合う位置が保てません。洗うときは、ニットと同じように手洗いして平らに干します。ニットの洗い方は、メンズニットを縮ませない洗い方!中性洗剤・平干し・毛玉対策までで詳しく書いています。

ニット帽は、被り方で似合わせる帽子

ニット帽が似合わないと感じていたなら、それは顔ではなく被り方のせいかもしれません。眉の上に指1本ぶんのすき間をあける、折り返しの幅を変える、耳を少し出す。この3つを試すだけでも、鏡の中の印象はかなり変わります。

そして、色は服のどこかと揃える。これだけで、ニット帽は冬のコーデをまとめてくれる頼もしい小物になります。マジで、被り方ひとつで別の帽子みたいに見えます!

ニット帽の被り方に迷っているなら、是非参考にしてみてください!

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この記事を書いた人

「何を買えばいいか分からない」。昔、外見でつまずいたときの僕がそうでした。そこから服の力に気づいて、DOMEBRAでは、カジュアルにアウトドアやストリート、ドメブラを混ぜた着こなしを軸に、選び方から合わせ方まで紹介しています。

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