「手袋のMサイズって、結局どれくらいなんだろう」。手袋を選ぶとき、ここで迷う人は多いです。服ならいつものMで済むのに、手袋はブランドによって大きかったり小さかったり。しかも素材は革にウール、スマホ対応まであって、何から決めればいいか分からなくなります。そこで今回は、手袋のサイズを決める「手のひら周り」の測り方から、素材の選び方、色の合わせ方、贈り物でサイズが分からないときの考え方まで、まとめてご紹介します!
手袋は、冬の小物の中で一番「サイズ」が効く
マフラーやニット帽は、多少サイズが違ってもなんとかなります。でも手袋は、指の長さと手のひらの幅にぴったり沿う小物です。大きすぎると指先が余ってスマホも鍵もつかみにくいし、小さすぎると指の付け根が突っ張って、手が冷えやすくなります。
それに、手袋は思っている以上に人の目に入ります。つり革を持つ手、カップを持つ手、コートのポケットから出した手。サイズが合っていて、色がコートや靴とそろっているだけで、冬の装いがぐっと整って見えます。
コートやダウンに比べれば手に取りやすい価格のものも多く、1つ替えるだけで印象が変わる。冬の小物の中でも、手袋は効果の大きいアイテムです!
手のひら周りの測り方
手袋のサイズは、手のひら周りで決まります。測り方はメーカーによって少しずつ違いますが、基本は「親指を除いた、手のひらの一番広いところを一周した長さ」です。
英国の手袋ブランドのコーネリア・ジェームスの公式の測り方では、手の一番広いところ、通常はこぶし(指の付け根の関節)の上あたりを、親指を除いて一周した長さを測る、とされています。日本の手袋メーカーのスワニーの公式サイトでは、左手の生命線の始まりと小指の付け根を結んだライン上で、手首側から3分の1の位置を一周する、と説明されています。
自分で測るなら、次の手順でやってみてください。
- 布製のメジャーを用意する(なければ紐を巻いて、あとで定規で測る)
- 利き手ではない方の手を、指をそろえて軽く開く
- 親指の付け根より上、手のひらの一番広いところにメジャーを一周させる
- きつく締めず、メジャーが肌に沿うくらいで数字を読む
左右で少し違うこともあるので、気になるなら両手を測って大きい方に合わせると安心です。
サイズ表の読み方(メーカーの公式で確認)
測った数字を、買いたい手袋のサイズ表と照らし合わせます。参考に、スワニーの公式サイトに載っているメンズの手袋のサイズ表をまとめておきます。
| サイズ | 手のひら周り(スワニー公式・メンズ) |
|---|---|
| S | 21.5〜23cm |
| M | 23〜24cm |
| L | 25〜26cm |
| XL | 27〜28cm |
この表のとおり、同じMでも手のひら周りの数字は幅で決まっています。そしてこの対応は、メーカーごとに違います。「25cmならM」と書かれた手袋を見かけることもありますが、スワニーの表では25cmはLに入ります。どこを測った何の数字なのかは、メーカーによって基準が違うので、サイズ表の数字だけを見て決めずに、そのメーカーの測り方の説明もあわせて読むのが確実です。
海外ブランドでは、サイズが「8」「8.5」のような数字で書かれていることがあります。コーネリア・ジェームスの測り方では、このサイズの数字は手のひら周りのインチ数で、たとえば8なら約20.3cmです。数字の表記を見かけたら、インチの数字だと思って換算してみてください。
レディースの手袋は、メンズとは別のサイズ表で作られています。スワニーの表では、同じLでもメンズは25〜26cm、レディースは20〜21.5cmです。手が小さめでメンズのSでも余るなら、レディースのサイズ表で自分の数字に合うものを探す手もあります。

素材の比べ方(革・ウール・ニット・化繊)
サイズが決まったら、次は素材です。手袋の素材は、暖かさ・スマホの操作・服との合わせやすさの3つで比べると選びやすくなります。
| 素材 | 暖かさ | スマホの操作 | 服との合わせやすさ |
|---|---|---|---|
| 革 | 風を通しにくい。裏地つきなら暖かい | 指先が対応したものなら操作できる | コートやジャケットのきれいめな服に合う |
| ウール | 編み地がやわらかく暖かい。風は通しやすい | 指先が対応したものなら操作できる | ニットやダッフルなど、温かみのある服に合う |
| ニット(化繊・混紡) | 軽くて手頃。厚さで暖かさが変わる | スマホ対応のものが多い | スウェットやダウンなどカジュアル全般 |
| 化繊(ナイロンなど) | 防風・はっ水のものはアウトドア向き | 指先が対応したものなら操作できる | ダウンやマウンテンパーカーに合う |
通勤でコートを着ることが多いなら革、休日のカジュアルが中心ならウールやニット、雪や雨の日も外にいるなら化繊。こんな分け方で考えると、自分に合う素材が見えてきます。革とウールのどちらにするかで迷うなら、手持ちのアウターがきれいめかカジュアルかで決めてしまって問題ありません。
革の手袋は、最初は少しきつく感じても、使ううちに手になじんでいきます。ニットの手袋は伸び縮みするぶん、サイズの幅が広く、多少ずれても着けられます。
スマホ対応の見分け方
スマホが使える手袋は、指先に電気を通す素材が使われています。サンワサプライの公式の商品説明では、指先の導電性の素材によって、画面に触れたときの電気の変化を読み取る方式のスマホやタブレットを、手袋をしたまま操作できると説明されています。同じ説明では、指先と手袋の間にすき間があると反応が鈍くなること、濡れていると反応しにくいことにも触れています。
つまり、スマホ対応の手袋こそ、サイズが大事です。指先が余っていると、画面に触れても反応しないことがあります。商品を選ぶときは、どの指が操作に対応しているか(親指・人差し指・中指だけ、など)も確認しておくと、買ってからがっかりせずに済みます。
レザーでスマホ対応の手袋を選ぶときの細かいポイントは、スマホ対応レザー手袋の選び方!操作性を諦めない大人の秋冬コーデで詳しく書いています。
色の選び方
手袋の色は、靴やバッグとそろえるのが一番まとまります。黒の靴に黒のバッグなら、黒の手袋。茶色の靴なら、こげ茶やキャメルの手袋。小物どうしの色がつながると、全身が整って見えます。
迷ったら、まず黒かこげ茶。この2色なら、手持ちのコートにもほぼ合わせられます。グレーやネイビーのウールの手袋も、黒やグレーのコートと相性がいいです。
差し色にするなら、手袋はいい場所です。全身を白黒グレーでまとめて、手袋だけキャメルやボルドーにする。顔から遠い場所なので、明るい色でも主張が強くなりすぎません。マフラーと手袋を両方色ものにすると色が散るので、色を入れるのはどちらか1つにしておくのがおすすめです。
| アウター | 手袋の色 | 合わせる靴・バッグ | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 黒のウールコート | 黒の革 | 黒のレザーシューズ、黒のバッグ | 小物を黒でそろえると引き締まる |
| ネイビーのダッフルコート | グレーのウール | 白のレザースニーカー | 温かみのある素材どうしでやわらかく |
| ベージュのステンカラーコート | こげ茶の革 | 茶色のブーツ | 茶系でつなげると上品にまとまる |
| 黒のダウン | キャメルのウールかニット | 黒のスニーカー | 手袋を差し色にして、ほかは黒で |
贈り物でサイズが分からないとき
手袋は冬の贈り物の定番ですが、相手の手のサイズが分からないことがほとんどです。こっそり測るのも難しい。
そんなときは、サイズの幅が広い素材を選ぶのが安全です。ニットやウールの手袋は伸び縮みするので、多少サイズがずれても着けられます。革の手袋はサイズがぴったり合ってこそなので、サイズが分からないときは避けた方が無難です。
もうひとつは、手の大きさの手がかりを探すこと。普段使っている手袋が分かれば、そのサイズ表記を見ておく。身長や体格からだいたいを想像して、M前後で伸びる素材にしておく。お店によっては、サイズ交換に応じてくれるところもあるので、買う前に確認しておくと安心です。
自分用に買うなら、もちろん測ってから。ここまで書いてきたとおり、手のひら周りを一度測っておけば、次からはサイズで迷いません。
手入れと気をつけたいこと
ひとつ目は、洗えるかどうかです。ライオンのくらしの情報サイトでは、「家庭で洗える」という表示のない手袋は、基本的に家では洗えないとされています。買ったら一度、洗濯表示のタグを見ておいてください。
ふたつ目は、スマホ対応の手袋の洗い方です。同じサイトでは、導電性の繊維を使った手袋に漂白剤を使うと、泡が出たり、色が変わったり、穴があいたりすることがあると注意されています。洗えるものでも、漂白剤は使わない方がいいです。
みっつ目は、革の手袋の手入れ。靴の手入れ用品のメーカーのR&Dの公式サイトでは、なめらかな表面の革の手袋は、クリームを円を描くように薄くのばし、すぐにブラシをかけて空拭きする方法が紹介されています。シーズンの終わりにこれをやってからしまうと、次の冬も気持ちよく使えます。
よっつ目は、なくしやすいこと。手袋は外したら、片方ずつ別のポケットではなく、2つ重ねて同じポケットに入れるクセをつけるだけで、片方だけなくすことが減ります。地味だけど、マジで効きます(笑)。

サイズが合った手袋は、冬の手元を変える
手袋のサイズは、親指を除いた手のひらの一番広いところを一周して測る。そしてその数字を、買いたい手袋のメーカーのサイズ表で確かめる。この2つをやるだけで、Mが大きいのか小さいのかで迷うことはなくなります。
素材は、手持ちのアウターに合わせて革かウール、色は靴やバッグとそろえる。スマホ対応なら、指先が余らないサイズを。
服はいつものMで済んでも、手袋はメーカーごとに基準が違います。だからこそ、一度測っておく価値がある小物です。メジャーを1回巻くだけで、次からの手袋選びが一気に楽になります!
今シーズン新しい手袋をお探しでしたら、是非参考になさってみて下さい!

