冬のアウターは何着?メンズは2着で回す!1着目と2着目の選び方

玄関の壁に掛けたチャコールのウールコートと黒のダウンジャケット、床の革靴とスニーカー

冬のアウターは何着あれば足りるのか。結論から言うと、2着あれば回せます。1着目は通勤や改まった場にも着られるウールのコート、2着目は休日や冷え込む日に着るダウン。この2着の役割をはっきり分けておけば、毎朝どちらかを選べて、片方を手入れに出している間も困りません!

アウターの記事は「12種類」「20選」と種類を並べるものが多く、何着で回すかまで答えているものは多くありません。この記事では、コートの種類の説明は別の記事に任せて、「何着を、どう組み合わせるか」だけに絞って書きます。

目次

結論は「ウールのコート1着+ダウン1着」

先に答えを整理します。冬のアウターは、次の2着で回すのが基本です。

  • 1着目:ウールのコート(通勤・きれいめ・改まった場)
  • 2着目:街で着られるダウン(休日・夜・冷え込む日・屋外が長い日)

どちらか1着だけ買うなら、毎日の行き先で決めます。仕事でジャケットを着る日が多いならコート、移動も外にいる時間も長いならダウン。この選び方は、真冬はコートかダウンかを決める3つの基準に詳しく書いています。1着で迷っている人は、先にそちらを見てください。

ここから先は、すでに1着持っていて、2着目をどうするか考えている人、あるいはこれから2着そろえたい人に向けた話です。

毎日同じアウターでも変ではない。でも1着だと傷む

「毎日同じアウターを着ていたら、周りに変に思われないか」。この心配は、実際にはそこまで大きくありません。アウターは建物の中では脱いでしまう服で、人の目に入る時間が短いからです。見られているのは、むしろ脱いだ後のニットやシャツの方です。

では1着でもいいのかというと、問題は見た目より服の傷みと手入れにあります。

  • ウールのコートは、着たあとに休ませる日があったほうが、形が戻りやすい
  • 雨や雪で濡れたとき、1着しかないと乾かす間に着る服がなくなる
  • クリーニングや洗濯に出している間、着るアウターがなくなる
  • 同じ1着を毎日着ると、肩や袖口など傷みやすいところが先に消耗する

つまり、2着目は「おしゃれのため」というより、1着目を長持ちさせるための保険でもあります。ウールを休ませている日にダウンを着る、ダウンを洗っている間はコートを着る。この交代制ができると、1着あたりの負担が半分になります!

休ませるときの手入れ

休ませる日にやっておきたい手入れは、難しいものではありません。洗濯表示と、買ったときの取扱いの案内を確認したうえで、次のような使い方が基本です。

  • ウールのコートは、帰宅したら厚みのあるハンガーに掛けて、風通しのよい場所で湿気を逃がす
  • 毛の流れに沿ってブラシをかけると、ホコリが落ちて、毛玉や型崩れを減らしやすい
  • ダウンは、着たあとに袋へ詰め込まず、ハンガーに掛けて空気を含ませておく
  • においや汚れが気になったら、シーズンの途中でも自己判断せず、表示に従って洗うか、専門店に相談する

手入れの手間が少なくなる分、2着を交代で着るのは、実は一番ラクな方法なんです!

1着目は通勤もきれいめもこなすウールのコート

1着目は、仕事から休日まで幅広く使えるものを選びます。ここで選ぶのは、いわゆる定番の形です。コートの種類の見分け方は秋冬コートの種類をおさらいした記事にまとめてあるので、ここでは選ぶときの基準だけ書きます。

  • 色:ネイビー、チャコール、ブラックのいずれか。どの服にも合わせやすく、汚れも目立ちにくい
  • 形:ステンカラーかチェスター。装飾が少なく、スーツにもニットにも合う
  • 丈:膝にかかるくらいから、膝が少し隠れる程度まで。短すぎるとジャケットの裾が出る
  • 中に着るもの:ジャケットやぶ厚いニットが入るサイズにする。サイズの見方はアウターのサイズ選びの記事が参考になる
  • 素材:ウールの割合が高いものは暖かい。表示を見てから選ぶ

1着目で大事なのは、「どの服の上にも違和感なく着られる」ことです。奇抜な色や特徴の強い形は、2着目以降に回したほうが失敗しません!迷ったら、いちばん地味なものを選んでおけば間違いありません。

椅子の背に掛けたネイビーのウールのチェスターコートと、床の黒い通勤バッグ

2着目は休日と寒い日に着るダウン

2着目のダウンは、「街で着られるダウン」を選びます。スポーツやアウトドアの印象が強すぎると、通勤や食事に着にくくなってしまうからです。

  • 表面:光沢が強すぎないマットなもの。ツヤが強いと一気にスポーティーに寄る
  • 色:黒、ネイビー、グレー、カーキ。1着目のコートと色がかぶらないほうが、使い分けがはっきりする
  • 丈:ヒップが隠れるくらいから。寒がりの人や、屋外が長い人はもう少し長め
  • 形:細すぎないもの。中にニットを着られる余裕を残す
  • フード:ついていると防寒には強いが、きれいめな場には向きにくい。生活に合わせて決める

価格帯による違いはダウンジャケットを予算で選ぶ記事で整理しています。薄手で、コートの中に着るタイプのダウンは別物なので、インナーダウンの記事を見てください。

ダウンには弱点もあります。静電気が起きやすいこと、汚れがつくとダウンの洗い方に気を使うこと。静電気は素材の相性表の記事、洗い方はダウンジャケットの洗濯に失敗したときの記事が役に立ちます。

玄関のフックに掛けた黒のダウンジャケットと、窓辺の棚に置いたニット帽と手袋

生活パターン別・2着の組み合わせ早見表

同じ「2着」でも、生活によって選ぶ形は変わります。自分に近い行を見てください。

生活のパターン1着目2着目気をつけること
電車通勤で、仕事はジャケット着用ウールのチェスターコート丈が長めで黒かネイビーのダウンダウンはスーツの上に着るとシルエットが崩れやすい。通勤は1着目、帰りが寒い日だけ2着目
電車通勤で、服装は自由ウールのステンカラーコート街着向きのダウンどちらも通勤に着られる。色を変えて気分を切り替える
車通勤・車での移動が中心短め〜膝丈のウールのコート動きやすい短め丈のダウン乗り降りで裾が邪魔になる長いコートは避ける。ダウンは運転の邪魔にならない厚さにする
在宅・休日が中心シンプルな1着(コートかブルゾン)暖かいダウン外に出る時間が短いので、2着目の保温性を高めにする
雨や雪が多い地域撥水加工のあるコート表面が水に強いダウンウールは濡れると重く乾きにくい。雨雪の日用に1着、乾いた日用に1着で分ける
屋外で待つ時間が長い中にインナーダウンを足せるコート保温性の高いダウン寒い日は2着目を優先。コートの中のインナーも活用する

どの行も、考え方は同じです。「濡れる日・汚れる日・改まる日」に使う1着と、「寒さを優先する日」に使う1着に分けます。

毎朝どちらを着るかの決め方

2着あっても、毎朝迷っていては意味がありません。次の順番で見ると、10秒で決まります。

  • 雨や雪の予報がある日:水に強いほうを着る。ウールのコートしかないなら、撥水スプレーの利用や、濡れた日は帰宅後すぐに乾かす
  • 会議・会食・取引先に会うなど、改まる予定がある日:ウールのコート
  • 夜まで外にいる日、風が強い日、屋外で待つ時間が長い日:ダウン
  • 特に予定がない日:昨日着なかったほうを着て、休ませる

この4つの順番だけ覚えておけば、その日の予定と天気で自然に使い分けられます。「今日はどっちにしよう」と考える時間が減るだけで、朝はずいぶんラクになります!

もうひとつ、買うときのポイントがあります。2着をまとめて買わなくても、いま持っている1着がコートなら、足りない役割はダウンです。逆にダウンしかないなら、足すのはコートです。持っているものを見て、足りないほうの役割から選べば、2着目の失敗はぐっと減ります。

3着目を足すなら、足す理由で選ぶ

2着で回して、それでも足りないと感じたときに、はじめて3着目を考えます。足す理由によって、選ぶものが変わります。

  • 雨や雪の日にウールもダウンも着たくない:撥水加工のあるコートやマウンテンパーカー
  • 仕事で改まる日と、休日のカジュアルな日の差が大きい:休日用に、ブルゾンかモッズコート
  • 春先や秋口にも着たい:軽めのライトアウター。秋のライトアウター6種の記事が参考になる
  • 寒い日の室内外の出入りが多い:コートの下に着られる薄手のインナーダウン

3着目は「増やしたいから」ではなく、「いまの2着で困る場面がある」から買います。困る場面がなければ、2着のままで十分です!買い足すより、いまある2着を手入れして長く着るほうが、結果的に服代も抑えられます〜。春や秋に着る軽めの1着は、冬が終わってから落ち着いて探しても遅くありません。

系統で選ぶ:国内ブランド・アウトドア・ファスト

実際に探すとき、ブランドの系統でおおまかな特徴が分かれます。ここでは名前を挙げず、系統ごとの傾向だけを整理します。

系統向いている人見るところ
国内ブランド形やシルエットにこだわりたい人。国内の体型に合う作りを選びたい人肩幅、袖丈、着丈。素材の表示と、洗濯・クリーニングの扱い
アウトドアブランド寒さや雨に強いものがほしい人。ダウンの保温性を重視する人ダウンの量や撥水の表示、街で着られるデザインかどうか
ファストファッション予算を抑えて、まず2着そろえたい人。流行で買い替えたい人素材の表示、縫製、毎シーズン着る前提で長く使えるか

1着目のコートは、形がきれいな国内ブランドや、素材の表示がしっかりしたものがおすすめです。2着目のダウンは、保温性が高いアウトドア系や、価格を抑えたいときのファスト系も選択肢に入ります。ここは僕が持っているものの紹介ではなく、ファッション好きの視点からの選び方です。

具体的な商品は、サイズや在庫が日々変わるので、楽天やAmazonの一覧で最新のものを見ながら選んでください。

よくある疑問

1着だけなら、コートとダウンのどちらにすればいい?

仕事でジャケットを着る日が多いならコート、移動や屋外の時間が長いならダウンです。迷ったら、先にコートかダウンかの記事の3つの基準で決めてください。

ダウン以外で、暖かいアウターは何がある?

ウールのコートが代表です。ほかにも、中綿入りのブルゾンやモッズコート、ボアつきのアウターなどがあります。コートの中に着るタイプのダウンやベストを足すと、コートの暖かさがぐっと上がります。重ね方は重ね着の基本の記事にまとめました。

薄手で、真冬も1枚で過ごせるアウターはある?

薄手の1枚だけで真冬を過ごすのは、難しいと考えたほうが安全です。薄手のアウターを真冬に着るなら、中にインナーダウンや厚手のニットを足すことで調整します。

2着目はいつまでに買えばいい?

寒くなってから慌てて探すと、サイズや色の選択肢が減りやすくなります。寒さを感じはじめた頃に、売り場や通販の一覧で見ておくと、落ち着いて選べます!迷ったら、まず一覧で形と色を見て、気になるものを絞っておくだけでも違います。

春や秋はどうする?

冬用の2着は、春や秋には暑くなりすぎます。10月や11月の着方は11月の服装の記事が参考になります。

冬のアウターは、役割を分けて2着にする

冬のアウターは何着かという問いには、「2着で、役割を分ける」が答えです。1着目はウールのコート、2着目はダウン。どちらかを休ませながら着ることで、傷みを分け、手入れの間も困らず、場面ごとに切り替えられます。

冬のアウター選びで失敗しやすいのは、「似たものを2着買ってしまう」ことです。ウールのコートが2着、ダウンが2着だと、役割が同じなので、手入れの交代はできても、天気や予定に合わせた使い分けができません。2着買うなら、素材も場面も違うものを選びましょう!

僕の考えでは、アウターは数より役割です。10着並べても同じ役割ならほとんど意味がなく、2着でも役割が違えば冬は十分に回ります。まずは自分の生活に近い行を早見表で探して、足りない役割から1着足してみてください!

冬のアウターに迷っているなら、是非参考にしてみてください!

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この記事を書いた人

「何を買えばいいか分からない」。昔、外見でつまずいたときの僕がそうでした。そこから服の力に気づいて、DOMEBRAでは、カジュアルにアウトドアやストリート、ドメブラを混ぜた着こなしを軸に、選び方から合わせ方まで紹介しています。

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